2018年シーゲル先生の相場予想

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シーゲル先生の相場予想、S&P500はさらに10%あがる

長期配当金再投資で有名なシーゲル先生。あまり短期の予想はなされていないイメージを持っていました。しかし探してみたら結構予想されているようです。

CNBCの「Wharton’s Jeremy Siegel: Stocks could pop another 10% if China trade fight and NAFTA get resolved」という2018年8月23日の記事で予想なさっています。

記事タイトルを訳すと「ウォートンのシーゲル予想:米中貿易戦争とNAFTA問題が解決すれば株価はさらに10%上昇するだろう」といったところでしょうか。

当該記事は2018年8月23日に公開されたものです。その日のS&P500の価格は2857ドルだったので,3143ドルまではあがる可能性があるということです。

ちなみに予想の理屈としては「何か大きな力が株価を蓋しているため」とのこと。

原文では「800-pound gorilla keepimg a lid on prices now」です。ちなみに「800-pound gorilla」というのは(特定の分野・市場などを独占・寡占・支配している)巨大な存在、有力者という意味だそうです。そのあとトランプ大統領のことに言及しているので,トランプ大統領のことのようですね。具体的には米中貿易戦争とNAFTA交渉のことを指しているようです。

記事のもとになったCNBCの動画(youtubeで見れます)を見ると,ドヤ顔で予想したというよりは,記者に促されて仕方なく言及したような感じでした。
そもそもシーゲル流は短期の売買はしないはずですので,番組だから仕方ないとはいえシーゲル先生に短期の予想を質問するのはナンセンスと言えます。
そのため,米中貿易戦争が解決すればもっと株価は上昇するはずというまぁ当たり前のコメントをされているのでしょう。ちょっと本音も聞いてみたいですね。

ちなみに同記事では,2000年に崩壊したITバブル前の長期上昇景気と比較して,現在は株価収益率(S&P500)が低いこと,金利もまだまだ低いことから現在の高景気は特段異常に高いわけではないだろうとのことです。

この5年で価格が2倍になってさらに過去最高値を更新しているS&P500について異常ではないと言うのはすごいですね。さすがは米国株です。
こういう短期的な予想に翻弄されて売買を繰り返すのはシーゲル先生や米国株ブロガーの方々が普段口を酸っぱくして戒めて下さっているわけで当然しないわけです。

シーゲル先生はけっして短期売買を推奨しているわけではなく,いま投資しようか迷っているけどバブル崩壊するんじゃないかと言って指をくわえて見ている層に向けてぜひ投資に参加しようという意図の発言だと私は解釈しています。

日本で米国株に投資しているとどうしても現地の情報は限られてしまうので,アメリカの情報について収集するのもありと思います。

(暇だし、ブログのネタになるかもしれないし)

日本だと米中貿易戦争のことばかり報道されているイメージですが,今回の記事ではNAFTAの交渉が難航していることも同列に書かれていたのが少し意外でした。

日本であまりNAFTAが報道されているイメージがないのは私がニュースに無知なのか本当に報道が少ないかです。

後者だとすると,アメリカ大陸の貿易協定の話より中国の方が身近なので視聴者の注意を惹けるということなのでしょう。メディアもビジネスですのでそれを否定するわけではないですが,日本のニュースはなんらかしらのバイアスがかかっているかもしれないということについては認識しておいてもいいかもしれません。

今はとっても便利なのでyoutubeで適当に検索したら,アメリカのニュースがただで見放題なのでそういう意味でもいい環境だと思います。


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