株式投資をはじめて変わったこと
この記事は米国株に投資できるSBI証券の口座が開設できたタイミングで書きました。ですので,配当金生活はまだ始まってすらいないのですが,その状態でも生活やメンタルの面で好転が見られました。今回はメンタルの変化編です。
人生に希望が持てるようになった
いきなりこう書きますとこれまでは希望なかったんかいとなりますが,株式投資を本格的に始める前は「このままリーマンとして60歳まで30年以上もすごすのか。。。」「30年てこれまで生きてきた時間より長いやんけ。。。」と言った感じでした。入社して5年が立ち,日本社会の空気に流される雰囲気や硬直した年功序列にほとほと嫌気がさしはじめたころです。もう正直朝起きた瞬間から夜寝るまでこんな感じのメンタリティーでした。
そんな中,高配当利回り株でセミリタイアを目指している方のブログを見つけ,複利というものの力を知りました。ためしに自分の給料で試算したら,年4%の利回りでも40歳くらいで支出のコントロール次第では生涯賃金を超える収入が得られる結果が出ました。「えっ40歳ってあと10年やん!」「なんでみんな60歳まで働いてるんや!!」といった感じです。そのあと,いろいろ考えまして,実際は3年以内にもっと精神的に楽な職業に転職し(年収は落ちるでしょうが)会社員というステータスは維持しつつ確実に資産を増やしていくというのが自分には一番合っていそうという結論にいたりました。
長生きしたくなった
これもいままでは早死にしたかったんかいとなりますが,複利の効果は時間が長ければ長いほど強大になります。年率4%で運用した場合,30年運用すると元本が3.2倍ですが,50年運用すれば7.1倍になります。実に倍以上ですね。年金がもられるかもらえないかわからない。もらえたとしても現在の水準から大幅に受給額が下がることがほぼ確実な我々世代にはとてのありがたい話です。投資を始める前も漠然と長生きしたいとは思っていましたが,「複利の力を最大限に享受する」という明確な目標ができ長生きに対するモチベーションがアップしました。
仕事がそこまでいやじゃなくなった
これは完全に驚きなのですが,これまで収入を上げようと思ったら「出世する」「給料を伸ばす」という方法しか頭にありませんでした。そういう状態ですと上司に怒られると「あ~これで出世できなくなるかもしれない」「評価が下がって給料が下がったらどうしよう」と単純に怒られる以上の精神的ダメージがありました。すでに投資てしている株式から少しですが配当収入も入ってきています。(これまでも日本株をやっていたので配当金は今でも入る)これまでは配当金についてはおまけみたいに考えていたのですが,配当金を積み上げることの偉大さに気付かされたことで配当金の見方も変わりました。そのような状況だと「まぁ怒られてもいいや」「失敗をなすりつけられてもまぁいつか辞めるからいいや」という発想になり以前ほど怒られることや仕事に対していやじゃなくなりました。これは今後,配当金の受取額が増すにつれて大きくなることが予想され大変楽しみです。
最後に
まだ,配当金積み上げ生活は始まったばっかりですが,メンタル面でいいことが起きだしており初めてよかったと感じています。今後のメンタルの変化についても観察していこうと思います。