定年70歳延長の罠【定年延長しなくても対象】

定年の延長はたとえ定年延長しなくても関係してくる

人手不足を背景として,「人生100年時代」とか「生涯現役社会」と題して政府は定年の延長を徐々に推し進めています。100年元気だとしても別に働かなくてもいいんじゃないかと思いますが,世の中の流れには逆らえません。私は絶対に少なくとも60歳で引退したいです。というかもっと前に引退したいです。

ほとんどの人は定年延長するかどうかはまだまだ先のことだし,そもそもちゃんと貯金すればたとえ年金支給が70歳になったとしてもなんとかしのげるだろうと思っていると思います。

確かに自分が定年延長するかどうかはある程度自分の努力次第で回避できます。月10万円を米国ETFかなんかで積み立てておけばそれなりの金額になるので年金受給開始までのつなぎくらいには余裕でなるでしょう。とはいえこの定年延長についてはまだあまりみんなが意識していない大問題があると思います。

70歳定年の盲点【70歳のマネジメントをしなければならない】

あまりみんな考えてないと思いますが,数年後にこの制度の明らかな弊害のひとつが自分の身に降りかかってきます。それは70歳のおじいさんのマネジメント業務をしないといけないということです。ただでさえ,単純業務はAIに奪われると言われています。そんな中自分の業務もある中でおじいさんでもできる業務を考えないといけません。

70歳と言えばたとえ健康診断でなんの問題もなかったとしても体は思うように動かないだろうし認知症が始まっているかもしれません。これはもう生物である限り誰にも避けることができない運命です。

一方でテクノロジーは日々進歩しており,業務内容もなんだかんだ言って変遷しています。20年前は個人がパソコンを持って仕事するなんて考えられなかったでしょう。実際弊社の過去の報告書なんかはすべて手書きで書かれています。その後,一太郎という今では誰も使っていないテキストソフトで書かれ出してそのあとやっとOfiiceで書かれた資料が登場します。Officeの資料も昔はテキストベタ打ちですが,その後時代を経るにつれて様々なグラフや表を駆使した資料へと様変わりしています。

見た目ばっかり重視した資料より手書きの資料の方がいい部分もありますが,とにもかくにも資料作成という業務一つとっても日々変化しています。

このようなホワイトカラー的な仕事は70歳にとっては相当きついでしょう。じゃあブルーカラーの仕事はできるかというと腰も痛いし体も思うように動かなくなるだろうし絶対きついです。

じゃあなんの仕事をしてもらえばいいんでしょうかね?

それを考えるのは10年後のあなた(私)です。

再度言いますが,別に70歳の人を馬鹿にしているわけではなく,人は年を取れば能力が落ちるのが普通であり生物である限り当然です。

82歳(当時)の現役プログラマーとして活躍する若宮さんが、2018年1月に国連でスピーチを行ったことが以前話題になったりしましたが,それは裏を返せば82歳でプログラミングの技術を身に着けられる人が如何に少ないかを表しているとも言えます。例えば私が同じことをしても国連に呼ばれることもないでしょうし,全く話題にもならないでしょう。

70歳まで定年を延長する人が若宮さんのようにスーパー老人ばかりでしたら別になんの心配もなくむしろ大助かりですが,むしろ70歳まで働かないとお金が底をついてしまうようなあまり計画性のないごくごく普通の人が多いと思われます。

今の自分の業務で70歳くらいの人がぽんとやってきて「人手不足だってね!自由に使ってくれていいよ!あっ、excelもpower pointも使えないし,腰痛持ちだから肉体労働は禁止ね!」と言われても正直困ってしまうだけです。多分70歳くらいの人に「若者なら誰でも慣れればすぐできる業務を教える業務」というのが新たに発生するんでしょうね。

ただでさえ今課長クラスの人は上から下から無茶ぶりをわーわー言われて大変そう(しかも残業手当なし)なのに,あと10年もしたらこういう新たな悩みが追加されるのだろうと思うとますます出世する気にはなれません。(給料もたいして上がらないことは確認済み)。

恐らく,将来的には若いうちから資産運用して出世しないか40歳くらいでもっと気が楽な仕事に転職するというライフスタイルがどんどん浸透してきて実際そうする人とそれを知らずに給料の身に収入を依存し続ける人という2つのタイプに今後はなっていくのかなと思います。

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