会社のグループ割は結果割高なことが多い
4月になりました。この時期新入社員ならこれまで入っていなかった保険(自動車保険、生命保険)に勧誘されたり会社から斡旋されたりすると思います。新入社員じゃなくてもこの時期は保険の更新の時期なので見直しをかける時期です。
弊社は一応グループ企業なので,「〇〇グループ割で30%OFF」なるうたい文句で自動車保険やらの団体保険を斡旋されが,私はこういう会社が推奨する保険には一切入っていません。理由は割高だからです。別の任意保険に別途入っています。ちなみに差額は結構あって,自動車保険だけでも年間2万円くらい、約倍くらい違います。もちろん保障の内容は全く変わりません。
グループ割が割高な理由
そもそも団体割とはまだ自動車保険などの各種保険が一般的でなく,加入率も低かった時代に一部の大企業が自社の社員向けに開発した保険商品です。保険会社からしたら安定度の高い企業の社員を一括で契約することができるメリットと管理の効率化が期待できます。そのことによる費用削減効果を被保険者である従業員に一定割合還元することで従業員も比較的割安で保険に加入できるというメリットがありました。
しかしこの制度ができたときは超アナログの時代です。PCはないし,ネットもありません。そのような時代であれば会社の団体保険に加入するメリットは十分あったでしょう。その後,ネットが発達し各種保険の申し込み、商品比較はネットで完結する時代になりました。ネット保険のいいところは人件費の大部分を占めていた保険の営業マンを雇わなくてもいいことです。顧客側も自宅でスマホやPCを使って様々な商品を気のすむまで比較検討できます。
生命保険であれば自力で必要な保障を読み解くのは比較的困難なので,対面の営業マンがいる保険会社に加入するメリットは人によってはあるかもしれませんが,自動車保険なんか対人・対物を無制限にしてあとは車両保険やいくつかの特約をつけるかどうか判断するだけなので簡単です。
だまされてはいけないワード
こういう団体保険のうたい文句として「〇〇グループの社員の方のみ30%引き!!」のようにやたら割合で表示してきます。比較対象が示されていない時点でお察しですが,大事なのは絶対値を他社と比較してどうかという点です。そもそもそれを明示していない時点で他社の方が安いに違いないと私なんかは一見して思うのですが,「30%も割安なのだからお得なはず」と思ってしまう人をターゲットにしたうたい文句なのでしょう。ちなみに冒頭述べた通り,たとえ30%割安になっていたとしてもネットの方が絶対値で2万円、割合で倍くらい安いです。
ただこの2万円割安というのが肝でこのくらいだと「切り替えるのもめんどうくさいしまあいいか」とか加入後数年たってからネット保険の方が安いと気付いても思ってしまう人が結構います。そして,そうなることを予想して営業マンの人はまだ何も知らない新入社員のうちに割高な商品に加入させようとしてくるのです。新入社員の人は何事も内容を理解してその他のサービスと比較検討してから加入検討するようにしましょう。
なお,当たり前ですが,会社の団体保険に加入しなかったからと言ってなにか人事や昇進で不利益を被ることは100%ありません。
Follow @happychaguma
↓ついでにブログ村のバナーもクリックいただけるともっとモチベーションアップにつながります^^
にほんブログ村