あればあるだけお金を使ってしまうからという単純な回答
比較的若い世代には私の宣伝活動もあり米国株投資が広がってきました。ここまで広がった背景としては積立NISAとジェレミー・シーゲルの「株式投資の未来」の影響が大きいです。
さて次のターゲットは40歳くらいの中堅の先輩です。この世代は子育てをしていたり家のローンがあったりする場合が多いので若手にすすめた方法ではうまく行きません。一番お金がかかる年代でもあるのであまりリスク資産に全振りみたいなことは困難なため個別株ではなく積立NISAでコツコツと言ったところが一般的な最適解になるでしょう。
積立NISAなら月々100円から始められるのでどんなにお金がない人でも始めることができます。(月々100円積み立てることにあまり意味はないかもしれませんが。。。)
というわけで日常会話のついでに勧めてみました。その人は45歳くらいでまだ小さい子供がいて奥さんはパートという典型的な中年の人です。
案の定というか反応は薄くこういわれてしまいました。
「興味はあるけどお金がね~(ない)。子供の学校関係の細々したものとか一緒に旅行に行ったりしたいし。」
このようなことを言われるのは,私の予想の範囲です。
(この時点で「資産運用するなんてギャンブルだ!」とか「資産運用なんて楽してお金儲けるなんてけしからん!」みたいなイデオロギーが異なる人には「そうっすね~!」とか言ってこれ以上無理にすすめないことにしています。)
「お子さんの将来のためにお金を使うのは素晴らしいですね。(本当にそう思っています)。積立NISAなら政府が推奨している投資方法だし,お子さんの将来のためにも月々100円でもいいからやってみませんか?例えばスマホを格安SIMにするとか保険を見直すとかして固定費を削減してその分を投資にまわせば現在の生活主準を下げる必要はないですよ。」と私。
「いやそれはそうなんだけど,もしそれでお金に余裕ができたら絶対使ってしまうねん。」
「えっ?でもいくら子育て中とはいえよほどの異常事態がない限り毎月多少は余裕資金が出ますよね?」
「いや、それが本当にカツカツで,マイナスの時もあるわ。」
「???」
弊社の給料はそれなりに出るのでいくら子育てしてようが,家のローンがあろうが万単位で余裕資金を作ることは可能なはずです。もう少し話を聞いてみたらその人はあるお金はどうしても使ってしまいたいそうで,若い時も車をバンバン乗り換えたりしていて全然貯金なかったそうです。よく言えば今を楽しむタイプ、悪く言えば浪費家です。
入社以来「月の支出-月の収入」が一度もマイナスになったことがない私(よく言えば倹約か、悪く言えばケチ)からしたら全く分からない現象です。
自分にも心当たりはある
結果的にその後,お金の使い方の方針を巡ってその人を少しディスってしまいました。(ちょっと反省していますが普段から仲いいので大丈夫です。)この「あればあるだけお金を使ってしまう」という人は結構まわりにいてどういう感覚なのか私にはどうしても理解できないです。
しかし,全然関係ないときに思いがけずに腑に落ちる体験をしました。それは他の同僚とダイエットについて話をしていた時です。私は少し太っているので健康のためにもダイエットしなきゃなと思っています。結構スリムな人にダイエットのコツを聞いたところ,
「ダイエットは簡単で毎日カロリー計算して《消費カロリー》が《摂取カロリー》を上回れば必然的に痩せるよ。」
「いや,それはそうなんだけど,お菓子とかあるとあればあるだけ食べてしまうねん。なければわざわざ買いに行くときもあるし。」
「それじゃあ,一生痩せないよ。」
「。。。」
これって対象は違うけどさっきの貯蓄できない人と同じです笑
お金をお菓子に変えれば全く同じ会話です。それに気づいた時に貯蓄できない人がなぜ貯蓄できないのか非常に腑に落ちました。なるほどそういうわけか。
ダイエットに関しては炭水化物の取りすぎが悪いということを自覚しているので野菜鍋ダイエットに今挑戦中です。まだ目に見える成果は出ていませんが,野菜を食べてスープを飲むことで満腹中枢をうまくだますことができるので炭水化物を取らなくてもおなか一杯食べることができます。
貯蓄に対しても浪費中枢(?)をうまくだます方法があれば多分誰でも貯蓄することができる気がします。今回断られてしまった人みたいな人こそ米国株投資てお金を少しでもうまく増やすべきだと思うのでうまい貯蓄中枢のだまし方について考えて行きたいと思います。
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