株式投資の未来は米国株投資をする上での必読書
米国株投資は積立NISAでもできることもあり、英語が喋れなくても経済に興味がなくても誰でも簡単にできます。
基本的な知識としては、米国株式の平均と言われるNYダウやS&P500は過去の実績で長期保有していれば右肩上がりになっているという事実さえ知っておけば9割方OKです。
とはいえ、せっかく米国株投資をするならジェレミー・シーゲルの「株式投資の未来」は出来れば読んでおいた方がいいです。株式投資の世界ではS&P500のような市場平均に連動したETFをドルコスト平均法で長期保有するというのが最適解とされており私も全く異論ありません。
でも、私をはじめとした米国株ブロガーの多くは市場平均ではなく個別株を買っている人が多いです。これは配当金という目に見える不労所得を最大化したいというのもあるのですが、株式投資の未来を読んでいるからというのもあります。というのも高配当株を買った方が市場平均にトータルリターンで勝てる可能性があるということが同書に書かれているからです。
また,AmazonやFacebookなど、いわゆるGAFA株を買っている人が少ないのも同書の教えに従っているためです。
というわけでこれから米国株投資を始める人にはぜひとも株式投資の未来を読んで欲しいのですが、全293ページある上、内容も経済とか経理的なことが好きでないとちょっと難解で読みづらいかもしれません。(私はめちゃ楽しく読みましたが)
金融庁が自助努力を求め出した今、こういう本を普段読まない人こそ米国株投資を始めるべきだと思うので僭越ながら内容についてこれから少しずつ要約していきたいと思います。
内容を無理やり3行でまとめると以下のようになります。
・現金で持つより株を保有した方が儲かる
・イケてる銘柄(amazon、facebookなど)より高配当老舗株を保有した方が儲かる
・高配当老舗銘柄は市場平均にすら勝てるかもしれない
特に市場平均に投資することが株式投資の最適解とされており投資の神様のウォーレンバフェットですらそのように言っているなか3つめの内容は衝撃的であり同書が名著とされている所以です。シーゲル教授は過去200年のデータを丹念に解析することでこの結論に至ったわけでそれが理路整然と述べられているのが同書の魅力ですが、確かに興味ない人にはあまりおもしろくないかもしれません。
全体のおおざっぱなまとめは以上です。同書は下記全17章で成り立っておりある程度の章の塊ごとに要約していきたいと思います。
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