家庭教師をしていて思うこと【大学に進学する意味あるのか?】
時々知り合いのお子さんの家庭教師をしています。私の学歴は大したことないのですが、それでも田舎では結構レアで需要があります。
もともと人に教えるのは好きなので、好評いただいており成果も出ています。その甲斐あって大学への進学を目指してくれるようになりました。役に立っていること自体は嬉しいのですが正直この先大学に行く意味ってあるのかな?と自分で疑問に思ってしまい葛藤しています。
進学する意味のある大学
例えば医療系の、医学部や看護学科、薬学部でしたら行く意味があると思います。大学に行かないと資格すら取得できないですからね。入学、就職してからも色々大変な面もあるでしょうがそれなりのリターンは望めるでしょう。
一方、その子が行きたいのは文系の普通の学部です。私は理系だったのですがそれでも就職は厳しく同期の半分くらいは不本意な結果になっています。一般に理系の方が就職に有利と言われているので文系ならもっと大変でしょう。しかも就職できたとしても私なんてやめたい気持ちでいっぱいで実際転職活動までしている始末です。なんか勉強を教えていても不幸な道を進めているようで気後れしてしまいます。粗悪な投資信託を進める証券マンとかこういう気持ちなんだろうな…。
もちろん、大学生活はそれ自体がかけがえのない経験だし、うまく自分にプラスに生かしている人はたくさんいるので全否定するわけではないのですが自分が大学に進学して結果が微妙だったわけで葛藤があります。
これまでの成功プロセスは崩れつつある
なんでみんな大学に行くかというと大抵の場合親が勧めるからです。いい大学に入って大企業に勤めれば一生安泰、幸せな生活が送れますよ。という訳です。確かにかつての日本であればそれがかなり再現性良く正解であったように思います。今50歳くらいの人に昔の話を聞くと納得感があります。彼ら曰く,バブル期においては偏差値の高い大学に行きさえすれば、大して勉強してなくても大企業から勝手に連絡がきて接待&内定がもらえたそうです。入社後の生活も今とは全然異なります。当時はコンプライアンスも厳しくなく、昼休みにはビールを飲み(当然午後も仕事です。)経費も基本的に使い放題、給料も右肩上がりで、部長まで行けば勤務中でも自席で新聞を読み放題。という嘘みたいな話が実際あったそうです。ちなみにこれらは誇張ではなく全て会社や取引先の50台〜60台の人に聞いた内容そのままです。
今では考えられないですよね。奴隷のように安い給料で働いて昇給もわずか、60定年は崩壊して70まで働かないと普通の生活もまままならないようになってしまいました。それですら私のような微妙な大学に行くと半分くらいは就職すらできない…。時代の潮目は急激に変わりつつあると感じざるを得ない状況です。というわけで個人的には特に強い希望がない限りは大学に行かないで専門学校に行って手に職をつけつつ,今からコツコツ積立投資をした方が幸せになれる可能性は高まる気がするわけです。投資先は当然米国株です。幸いなことに,教え子のお父さんは株式投資をしており(とはいえ日本株ですが)投資すること自体は賛成というスタンスです。今度機会があったら勉強の合間に米国株投資をすすめてみたいと思います。高校生から積立投資したら複利効果享受しまくりで最高ですね。うらやましい限りです。
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