セブンイレブンが時短営業を容認。弱い立場の人も現状に甘んじるな。

弱い立場の人間でも地道に反抗することで現状を変えられる

セブンイレブンジャパンは営業時間を短縮した時短営業を本格的に実施すると発表しました。深夜休業のガイドラインを策定し,時短営業を希望するフランチャイズチェーンは基本的にオーナーの判断で実施できるような仕組みのようです。

背景にはコンビニは人手不足や最低賃金の上昇で24時間営業がしにくくなっており,出店数にブレーキがかかっている状況です。また,一部報道でフランチャイズオーナーのオーナーとは名ばかりの権限のなさが報道されたためそのことが今回の制度改定につながったことは間違いありません。今回の一連の報道でコンビニのフランチャイズオーナーの悲惨すぎる労働環境が明るみになりました。具体的には24時間営業で人手が集まらない時はオーナーや家族が寝る間もなく働く必要があったり,賞味期限間近の商品を勝手に値引きできないといったオーナーとは名ばかりの雇われ店長の延長のような待遇です。

一連の報道の中で一番印象的だったのは大阪府にある松本実敏さんの例でしょう。松本さんは一緒に働いていた奥様が亡くなられ,バイトの募集も集まらず,本部に時短営業を申し入れたところ聞き入れてもらえず,むしろ許可なく時短営業にした場合違約金1,700万円を請求すると通告されたそうです。およそ人間のすることではないような無慈悲ぶりです。ただ,逆に無慈悲すぎるからこそ報道で取り上げらえた際に強烈に話題となり今回の制度の改定につながったとも言えます。

弱い立場でもあきらめずに根気よく対応策を考えればきっといつか改善します

今回の件から学べることはたとえ今現状に不満があっても決して自暴自棄にならず必死に解決策を見つけて,場合によってはメディアの力を借りることで物事が好転しうるということかと思います。また,解決策を見つける際に大事なのは「何をしたら相手が困るか考えること」だということがこのケースから学べます。今回の時短営業の件は,メディアが騒いでくれたことにより企業イメージの悪化を恐れたセブンイレブンが問題を大きくしないうちに火消しに走ったという経緯があると思います。鬼のように無慈悲な人(組織)には情に訴えたりしても無駄だと思っています。

セブンイレブンの話とはだいぶレベルが下がる話になってしまいますが,私も今の上司からひどい扱いを受けているのですが,いざ私が異動希望を出すと少し態度が軟化しました。結局,ぼろくそに言っても私がいなければ困るのです。特に今はボーナス直前で一番人が辞めやすい時期(ボーナスをもらう日を退職日にするケースが多い)なので一層態度が軟化しています。これは,その上司が心を入れ替えたわけではなく,次の人事異動を前に部下に辞められると査定に響くのが困るからです。パワハラが横行している職場でも,例えば複数の人が異動希望を出したり,何人かは実際に退職してしまえば,会社への抑止力になると思います。知人の例では,ネグレクトハラスメントを受けた際に,退職届のダウンロードをしようとしたらアクセス履歴から総務部に伝わり上司に注意が行って改善したという例も聞きます。この方やコンビニオーナーの松本さんのように時には身を切るような行動をすれば弱者でも強者に対して一石を投じることは十分できるのではないかと思っています。

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