世界の配当金、第1四半期は7.8%増の2633億ドルで過去最高

お金がお金を生む配当金投資法は誰でもできて効果も大きい

資産運用会社ジャナス・ヘンダーソンが公表したリポートによると、世界の配当金総額が2019年の第1四半期に過去最高を記録し2633億ドルとなったそうです。日本円で29兆円くらいです。

日本の国家予算が年間104兆円なので,四半期では26兆円となり,日本の国家予算よりも大きい金額が配当金として世界中の株主に振り込まれていることになります。

地域別では、新興国市場が6.1%減の162億ドルと唯一減少しており,アジア太平洋地域は14.7%増の181億ドルと最も高い伸びでした。

きになるイギリスや米国企業の配当金ですが,イギリスは10.5%増の207億ドルで2番目に高い伸びで米国は8.3%増加して過去最高の1225億ドルでした。米英強し。

英国のプレグジットや米中貿易戦争でいざこざしている中でのこの数字なので非常に優秀なのではないでしょうか。

ジャナス・ヘンダーソンの予想では2019年の世界の配当金総額が4.2%増加し、過去最高の1兆4300億ドルになると予想しているそう。4.2%といえば結構高いと思いますがそれでも2018年の9.4%を下回り2016年以来の低水準だそうです。

ただ第一四半期だけで見た場合7.8%の増加となっており今後の動向次第では上振れする可能性もありそうです。

配当金投資法のいいところは増配してくれるところ

配当金投資法のいいところというのは銘柄さえきちんと選べば基本的に毎年増配してくれるところだと思っています。そのため、できるだけ若いうちにまとまった金額さえ投資できれば増配により自分年金の完成です。
例えば30歳までに年間50万円の配当金が受け取れるポートフォリオを作れたとしてその後年間平均5%で増配したとすると60歳時点で216万円が毎年受け取れることになります。

年間50万円のポートフォリオを作るには1000万円強の資金が必要ですが決して不可能な数字ではないでしょう。

これは配当金を再投資しない場合なので配当金を再投資したり追加投資した場合は当然もらえる配当金は大きく増えます。

金融庁が「公的年金だけでは望む生活水準に届かないリスク」があると発表して炎上していますが,自分年金を作る方法はきちんとあります。あとは実行するかどうかです。

株式投資は胡散臭いイメージがどうしてもありますが配当金というのは企業が営業活動を通じて得た利益を株主に適切に分配するというものなので非常に出所が明快なお金です。

基本的に毎年支払われる(が減配のリスクはある)ということでボーナスに近い性格のものだと思っています。ボーナスを胡散臭いとは思わないですよね。

ボーナスと異なる点は欧米の企業は株主に対して責任が重いので簡単に減配できないのはもちろんのこと増配をやめることもできないという点です。いいか悪いかはともかく資本主義というのはそういうシステムなのでこの状況に乗れるか乗れないかで生涯の可処分所得が大きく変わることはもはや疑いようのない事実でしょう。

よくリスクリスクとリスクばかりが強調されがちですがなにも行動しないのも行動しないリスクです。

投資先もジョンソンアンドジョンソンやエクソンモービルなど優良企業を自分で好きに選べるので減配リスクを低減することも可能です。

今後も資本主義社会が継続する限り、世界人口が増え続ける限り配当金は増え続けることが予想されるので愚直に投資をしていきたいと思います。

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