複利の考え方は難しいかもしれないが,誰でも複利の威力を享受すべき理由
株式投資をしていて最も重要なことは「複利」です。普段株の話をしているとこの「複利」というのをいまいち理解していない人が多いことに気づきました。というのも私や私の周りにいる理系の人は数式を使って物事を考える癖がついているのでそういう人であれば息を吸うように理解できますが,普段そのように物事を解釈していない大多数の人にとっては「複利」という概念は難しく感じるのかもしれません。
数式で理解するのが難しいのであれば例えで説明すれば分かりやすくなるのかなと思いまして複利を「ハムスター」で例えて説明しようと思います。
ハムスターは,キヌゲネズミ亜科に属する齧歯類の24種の総称です。夜行性で雑食性で肩まで広がる大きな頬袋を持つのが特徴です。日本ではもっぱらハムスターと言えばゴールデンハムスターを指します。とってもかわいいですね。
さて,そんなかわいいハムスターを飼っているとして以下の条件でハムスターが子供を産むとします。
・最初オスとメスの2匹のハムスターを飼っている(つがい)
・つがいのハムスターは一年に一回2匹の子供を産む
・子供は1年で成長してまた子供を産む
単利の場合はハムスターの数はずっと2匹
複利の前に単利の説明をします。上記の条件だと,1年目は最初に飼っていた2匹のハムスターが手元にいます。2年目は2匹の子供が生まれるので4匹になります。ここで,子供たちはハムスター好きの知人にあげるとします。2匹あげるので結局手元に残るのは2匹だけです。翌年もまた2匹の子供が生まれるので4匹になりますが,また知人にあげるので2匹になります。
ハムスターは生まれ続けますが,ハムスターの数はずっと2匹のままです。これが単利です。
複利の場合ハムスターは1024匹
続いて複利の説明をします。単利の場合と異なり,できた子供をずっと手元に置いておいたらどうなるでしょうか?2年目は最初の2匹とその間にできた2匹の子供で計4匹です。3年目はそれぞれに子供ができるので,8匹になります。3年目は16匹になります。要はせっかくできた子供にもハムスターを産んでもらうということです。なんと10年後は1024匹になります。これが複利です。
単利と複利でこれまでの差が開いてしまったのはせっかくできた子供を知人にあげたりせずにまた子供を産んでもらったからです。これが配当は再投資しようと口を酸っぱくして言っている所以です。
今回のハムスターの例では便宜上年利100%というとんでもなく高い利率での例になりましたが,複利の効果は利率がもっと低くても十分有効です。例えば年率7%でも30年で資産は7.1倍になります。30歳で1000万円を年率7%で複利運用すれば60歳時点で7000万円になるということです。
そして,この年率7%という数字を現実的に期待できるのが米国株です。米国株を長期に保有すれば恐らく誰でもある程度はお金持ちになれると思っています。(もちろん想定外のリスクが絶対起きないとは断言できませんが。)
年率7%という数字はS&P500などの市場平均に投資すれば達成できる可能性がありますが,私は配当金というキャッシュフローに魅力を感じているということと,過去の実績からは高配当銘柄の方がリターンが高いという結果もあるため高配当株を中心に投資しています。
とりあえず複利が分かる人も分からない人も複利の効果は万人に共通なのでできるだけ速やかに米国株投資をすればいいと思います。
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