ダボス会議開催!グレタさんとトランプ大統領の演説がちぐはぐで草

環境問題の解決は大事。トランプ大統領はマイペースに経済成長をアピールもそもそも出席したことに注目するべき。

スイス・ダボスで世界経済フォーラムの年次総会、いわゆるダボス会議が開催されました。スウェーデンの活動家、グレタ・トゥーンベリさんも出席、演説し環境問題の重要性について訴えました。グレタさんの主張の内容は,国連の気象変動に関する政府間パネルが出した報告書で地球が産業革命前からの気温上昇を1.5度以内に抑えるには,二酸化炭素をあと420ギガトンしか排出できず,現状のままでは約8年半でその上限に達するという予想を引用し,「世界中のメディアや指導者は報告書の内容を全く伝えていない。」、「この問題を報道したくない、語りたくないのは分かる。でも私は皆さんがそうするまで、同じ数字を何度でも繰り返す」と力強く演説しました。

一方,トランプ大統領は1兆本の植林活動への参加を表明するも,「われわれは、繰り返し悲観的なことばかり予言する人々や、その人々による世界の終末の予言を拒否しなければならない」、「米国が、これまで世界が目にしたこともないような、素晴らしい好景気の最中にあると宣言できることをうれしく思っている」などとグレタさんの演説を真っ向から否定するようなことを主張しました。

トランプ大統領がダボス会議に出席した意味。決して環境問題を軽視しているわけではない。

日本での報道のされ方だとトランプ大統領は弾劾裁判を控えて自身の経済的成果をアピールした悪物のように見えますが,そもそもトランプ大統領がダボス会議に出席したことを疑問に思うべきです。単に経済成長をアピールしたいだけならアメリカでやればいいので,トランプ大統領ならダボス会議自体余裕で欠席したでしょう。実はアメリカはアメリカなりに環境問題については対応しようと思っており,それが世界の流れとは一致しないというだけです。パリ協定からの離脱表明もそれが原因です。

詳細は改めて別の記事で触れようと思いますが,グレタさんが引用している「気温上昇を1.5度以内に抑えるには,二酸化炭素をあと420ギガトンしか排出できない。」というデータは確かにそのようにも見えなくはありませんが,よく見ると最近の温度上昇速度は傾きが寝つつあります。アメリカの主張としては,世界の資本主義的な経済発展は避けられないのだからむしろ技術革新により経済発展を目指しつつよりクリーンな方向性のイノベーションを起こしたほうがいいという考えです。実にアメリカらしい考え方です。実際,シェールガスは比較的燃焼時のCO2の発生が少ないエタンが主成分です。

私もアメリカよりの考えで,環境問題は重要な問題ですが,あまり煽情的な映像に一喜一憂せずにしっかりとデータを見据えて最適な回答を模索するべきです。そういう意味ではグレタさんは若いので仕方ないとはいえ,感情的になりすぎです。彼女をあおっている大人の存在のせいかもしれませんが,間違ったやり方だと思います。とりあえず,環境問題への風当たりが強い昨今ですが,アメリカは独自路線で対策をしつつあり米国の経済は今後も発展し続けるでしょう。

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