【ただの疑問】なぜドル人気で円高に?

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米ドルの人気が拡大中

米ドルを調達しにくい状況が広がっています。FRBの米金利の段階的な利上げや新興国不安でドルの需要が高まっているためです。日本の銀行は海外で企業に融資するためにドルを持ちます。8月時点の邦銀の海外での融資は75兆8千億円で元手となる預金は62兆9千億円となっています。この差額の13兆円は米銀行から借りて調達します。調達にかかる費用は日米の金利差で決まり,9月下旬には調達費用が年3.15%まで上昇しました3.15%のうち純粋な金利によるものは2.5%で残りはドル人気による上乗せ分です。米ドルの人気が高いことを示す一つの指標になります。

株価暴落でも円安にならず

10月10日にNYダウ史上3番目下落幅となるの株価の暴落がありました。米中貿易戦争の長期化と米金利上昇等の要因でハイテク銘柄を中心に売りが入ったためです。株価暴落の背景としてはいろいろな方が言及していますが,米国債の金利が上昇するならばわざわざリスク資産である株ではなく米国債を買ってしまおうというためです。この理由は分かりやすく納得できます。すべての指標がこのように論理的に行くのであれば,暴落におびえることなく過ごせるのですが,なかなかままならないものですね。

株価暴落の理由は納得がいきましたが,一方,こういった場合,米ドルの人気が高まるので円安ドル高になるのでは?と思いますがその後の5日間ではほんとうにわずかですが,むしろ円高になっています。

私はFXやったことないので,全然的外れなのかもしれませんが,今の状況でなんで円高に振れているのか良く分かりません。とはいえ,横軸をもっと拡大して時間軸を長くとってみると今年の4月から一貫して円安ドル高の方向に動いています。すでに市場は織り込み済みのため今回の株価暴落の件では相場が動かなかったのかな?とも類推されます。

為替の動きこそ読める気が全くしない

今月はちょうど株の買い付けをしようと思っていたところこの暴落騒ぎだったので安く株を仕込めるやったーという反面円安になったらどうしようとも思っていました。ふたを開けてみたらほとんどなんの変化もなくむしろ円高方向に振れているという状況です。

キャピタルゲイン投資のセンスがないことを痛感 私はもともと日本株でキャピタルゲイン投資を指向していました。何か確たる投資理論を...

「キャピタルゲイン投資をあきらめた理由」でも述べましたが,やはりこういう短期的な指数の変化を読むのは不可能ですね。たまたま数回予想通りにいくことはあるかもしれないですが,それを継続するのは不可能です。地道にコツコツとあまりタイミングを意識せずに高配当優良銘柄に投資していきたいと思います

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