日中ETFが相互上場へ
今年の6月より日本のTOPIX連動型ETFが中国市場に上場する予定です。中国の旺盛な投資意欲を取り込むことで日本市場の活性化を図ることが狙いです。2018年の日本市場は外国人投資家が売り越していてその分日銀が買い支えている形です。日銀の出口戦略が見えてこない中、中国という第3の購入先が解決策になりうるかもしれません。
中国の個人金融資産は伸びている
中国の個人金融資産は1400兆円あると言われており、日本の1800兆円に迫る勢いです。ここ10年の中国の個人金融資産の伸びは+120%で堂々の世界一位です。日本を追い抜く日も近いでしょう。中国人はお金儲けが好きで株式投資も好きです。中国の株式市場はまだまだあまり健全とは言いがたい状況でもし日本の比較的統制のとれた市場のETFが購入できるとなったらそれなりに需要はあるでしょう。
中国には終身雇用の考え方がない
一方でちょっと怖いのが中国に日本の株が買い占められてしまうケースです。すぐにということはないでしょうが日銀が保有している株などが徐々に中国人に買われていくといずれ大株主が中国人(企業)になる企業も出てくるかもしれません。
株式会社である以上大株主となったら経営権を持ちます。過半数持っていたら当然のこと、3%持っているだけでも役員の解任請求権や役員への責任軽減への異議権などが発生することが会社法で定められています。
シャープが鴻海に買収されたことは記憶に新しいですがもしも自分の企業が中国企業に買収された場合、あっという間にリストラされてしまう可能性すらあります。
今回の相互上場が具体的にどのようなルールで運用されるかはまだ今後の協議次第ですが、どんな大企業でも、むしろTOPIXに算定されるような一部上場企業の社員ほど最悪リストラされる可能性があることは念頭に置いておいたほうがいいでしょう。
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