配当金はいつ貰える?貰える額とタイミングの調べ方

米国株の配当金がいつ決まって、いつまで貰えて、いつ貰えるのか

今日はこれから高配当銘柄へ投資をはじめようとする方向けに配当金はいつ貰えて,そのタイミングはどうやって調べればいいのかということを紹介する記事になります。配当金というのは株を保有してその企業が配当金を出す場合受け取れる不労所得です。不労所得というのは文字通り働かないでもらえるお金で家でゲームしていても,寝ていても,遊んでいても,社畜でブヒブヒ言う上司と戦っていてももらえるお金になります。

日本企業の場合,それぞれの企業のHPを見ればIR情報というのがあり,そこの配当金情報を見ればよいです。1株当たりの配当金額と支払い日が記載されています。少しめんどくさいですが,日本語なので分かりやすいでしょう。

米国株も企業のHPを見れば情報を確認できるのですが,HPは英語で書かれているので慣れないと戸惑うでしょう。米国株の配当金はまとめサイトみたいなのがあって,「dividend.com」が使いやすいです。ちなみにdividendというのは日本語で配当金のことです。

例えば,われらがアルトリア・グループの配当金を調べたい場合,「dividend.com」とgoogleで検索したら出てくるページの「search」にaltriaと入力します。単純に「Altria dividend」「MO dividend」で検索しても上位に検索表示されます。「MO」というのは米国株にはティッカーという略称が各企業に割り当てられていてアルトリアの場合【MO】です。慣れたらティカ―のほうが短くて便利ですが,慣れるまでは普通に企業名の一部を入力すればいいでしょう。

さて,dividend.comでaltriaと検索すると下記画面が出てきます。一番気になるのはdividend yieldつまり配当利回りと年間受取配当金(=annualized payout)です。直近のアルトリアの四半期配当金0.84ドル/1株を4倍した3.36ドルがアルトリアに投資した場合に得られる1年間の配当金です。それを直近の株価44.28ドルで割った数字が配当利回り7.59%と表示されています。実際にもらえるのはこれに税金が約3割掛かってくるので,実際の利回りは5.3%です。また,隣に配当性向と増配年数の表示もあってアルトリアの場合配当性向は79.99%、増配年数は10年です。(アルトリアに投資している人は「ん?」と思ったと思いますがそれは後程。)

さて,さらに配当金がいつ貰えるかを確認したい場合さらに下に進んでいただくと「dividend history」という項目があります。時々隠れていたりするのでその場合は注意が必要です。また,デフォルトでは期間が短かったりするのでその場合は青色のexpandをクリックすると表示年数が増えます。これで,過去の各四半期ごとの配当金額や権利落ち日いつ受け取れるのかが調べられます。

例えば,直近2019/10/10の配当金は1株当たり0.84ドルでそれが決定されてアナウンスされたのが8/22だということが分かります。権利落ち日は9/13で10/10の配当金を貰うにはそれまでに株を購入しておく必要があります。そして,10/10に配当金が支払われたということが分かります。前回の四半期の配当金は1株当たり0.80ドルだったので5%の増配が実施されたことが読み取れます。

権利落ち日について
各銘柄の「現地配当・権利落ち日」の現地前営業日までに買付いただき、その日の取引終了時点で保有していた場合、権利を得ることができます。(SBIのHPより)

とあるので現地時間の9/12日までに株を購入して保有する必要があります。ただ,あまりギリギリにすると思わぬトラブルが発生する可能性もあるので余裕を持って投資したいですね。

Dividend.comを使用する上での注意点

このようにdividend.comは配当金の情報について簡単に調べられるので便利なのですが,いくつか注意点があります。年間配当金はdividend.comでは3.36ドルとなっていますが,アルトリアは例年10月に増配を発表します。今回は1株当たり0.04ドルでした。今後増配(減配)された場合は年間配当金というのは当然変わってきますので,3.36ドルというのはあくまで目安値です。

また,連続増配年数10年とありますが,様々なブログでは増配年数50年と紹介されています。アルトリアは2008年にフィリップモリスと分離しており,そこから数えて連続増配10年ということでdividend.comでは連続増配10年となっています。ただ,事実上の連続増配年数としては分社以前から継続して50年連続で増配しているのでみんな増配50年として取り扱っています。このようにたまに若干気になるデータも含まれていることもあるので注意が必要です。ですので私はdividend.comの情報も確認しつつ他の人のブログの情報や実際に企業のHPのIR情報で確認しています。

まぁ普通に投資する分にはそこまで気にしなくてもいいかなと思います。Dividend.comのいいところはお手軽に配当利回りが確認できるというところと,過去の四半期配当金が一覧になっているところです。企業のHPだとかなり昔の配当金の情報はないことが多いのでdividend.comのいいところです。

引き続きご質問お待ちしています

今回米国企業の配当金の調べ方について今回の記事を書こうと思って用意を始めたちょうど次の日に読者の方から質問がありました。奇遇なことです。

たこぼう様からのご質問
お世話になります。
米国株投資に少し興味を持ち、ブログ検索してましたら、貴殿のブログに出会い、とても感銘を受け、共感しました。日々様々なことで多忙だと思いますが、教えていただければ、大変有難いです。質問dividend.comの見方、利用の仕方教えていただければ、幸いです。無学で本当にくだらない質問で誠に申し訳ないです。出来れば、私も貴殿のように高配当米国株投資実践出来ればと思います。
お忙しいところ 本当にすみません。
よろしくお願いします。

もしかしたらもうちょっと突っ込んだ利用の仕方をお知りになられたかったのかもしれませんが,私は上述のようにdividend.comは簡易的な配当利回りについての情報と過去の配当金の推移を調べることくらいにしか利用しておらず,もっと突っ込んだ内容の情報を知りたい場合は直接企業のHPを見ています。もし今回の内容がご質問の趣旨に反していましたら申し訳ないです。

たこぼうさんご質問いただきましてありがとうざいます。ぜひとも高配当米国株投資を実践していただきたく思います。このように,米国株投資を少しでも多くの人に知っていただき検討のテーブルに乗せてもらいたいというのが私の本懐ですので,くだらないと思うような質問こそぜひどんどん引き続きしていただければと思いますのでよろしくお願いします。

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