ふるさと納税に規制の影

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ふるさと納税「3割以下」守らないと税控除対象外に!?

このブログでも何度か紹介しているふるさと納税。一定の収入がある人にはお得な節約術です。もちろん私もやっています。
そんなうれしいふるさと納税ですが,総務省が制度の見直す方針を固めたそうです。

現在でも「お礼品の調達価格は寄付金の3割以下」「地元の特産品をお礼品にすること」という通達があるそうですが,一部の自治体は通知を守る考えはないとの立場を表明しており,高額な寄付金を得ているそうです。そのため,それらの自治体についてはふるさと納税の対象から外し、寄付をしても税金が控除されないよう制度を見直す方針を固めたそうです。

ふるさと納税額TOP3自治体

どこの自治体が通知を守る考えがないと表明しているかは分からなかったので,高額な寄付金を得ている方で探してみました。平成28年度の寄付金の受け入れ額TOP3です。

No.1 宮崎県都城市 寄付金額73.3億円
No.2 長野県伊那市 寄付金額72.1億円
No.3 静岡県焼津市 寄付金額51.2億円

No.1は宮崎県都城市だそうです。

都城市は私がもっとも注目している自治体になります。以前お肉とお米のお礼品で量が多い順をまとめましたが,都城市は豚肉でTOPを総なめにした豚肉お礼品大国です。

その際の記事はこちら↓

https://houbokulife.com/post-732/

ちなみに宮崎県都城市の豚肉お礼品は以下のようなものがあります。

【どんぐりの恵み豚スライス粋3.9kg】寄付金額10000円
【梅肉ポークスライス粋3.9kg】 寄付金額10000円
【都城産「おさつポーク」3kg 】 寄付金額8000円
【どんぐりの恵み豚スライス極4.3kg】 寄付金額12000円
【どんぐりの恵み豚スライス匠4.4kg】 寄付金額12000円
【梅肉ポークスライス匠4.4kg】 寄付金額12000円

どれもおいしそうでネーミングセンス抜群でコスパが良い!豚肉好きの私としては絶対規制の対象になってほしくない市です。

規制の基準としては「寄付金額の3割以上の調達価格」、「地元の特産品でない」ということを満たしていたらダメだそうです。両方満たしたら規制の対象なのかどちらか一方を満たしていたらダメなのか分からないですが,都城市について確認してみます。

「寄付金額の3割以上の調達価格」

都城市の豚肉で一番コスパが良いのは

【どんぐりの恵み豚スライス粋3.9kg】寄付金額10000円

です。寄付金額は10000円なので3割と言ったら3000円です。
そのため,調達価格が100gあたり76.9円以下である必要があります。

これ完全に調達価格3割超えとるやろ!

スーパーの最安値の豚肉でも100gあたり100円はするので,絶対もっと高いでしょう。
「寄付金額の3割以上の調達価格」という基準についてはけっこうやばそうです。

「地元の特産品でない」

これについては市役所の担当者のコメント記事が見つかりました。

「都城市では、市の戦略として14年からシティプロモーションに力を入れ、『肉と焼酎』に特化して都城市を知ってもらおうとしていました。それとほぼ同時期にふるさと納税の人気が出始めたので、シティプロモーションの対外的なツールとして活用できないかと考え、返礼品を『肉と焼酎』の2つに絞ってイメージ戦略に取り組んできました。資産性の高いものを用意するよりも、手を出しやすい価格帯の品を多くしたことで、多くの方に知っていただき、件数が増えたのではないかと考えています」(都城市役所総合政策部総合政策課)

こっちはセーフっぽいです。

最悪規制がかかるくらいならお礼品の量を減らすか寄付金額を増額するかで対応するでしょうが,こっちとしては超迷惑です。

まとめ

総務省の規制により,ふるさと納税のお得感は減少するかもしれません。特に私いちおしの都城市がどうでるかこれから動向を注視していく必要があります。(都城市の人がんばれ!)
というか,総務省は後からこんな言ってほんと後出しじゃんけんみたいのやめて欲しいです。後からの変更ってシステムの更新やら事務処理の手間なんか増えるだろうし役場の人がかわいそうです。まだ都城市に規制がかかるって決まったわけではないですが,都城市の大量の豚肉を楽しみにしている私からしたらなんか損した気分になります。
ぜひ総務省の方にはふるさと納税のお礼品を見直す規制について見直していただけるよう切に希望します。


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