「今月感じる社畜のいいこと嫌なこと」でも書きましたが,世間様はシルバーウィークで2週連続3連休の中,どっちの連休も仕事が入ってしまいシルバーウィークはありませんでした。
しかも,両方の3連休とも用事があった(旅行の予定もあった)のですが,今月急に社畜より要請があってのことになります。ちなみに今週の土曜日も持ち回りの仕事があり出勤になります。
仕事は勝手に入りますが,そのために不急の仕事を免除してくれるわけでもなく本当に社畜=現在の奴隷というのが当てはまると思います。
3連休がつぶれた感想
ここまでは恒例の社畜の愚痴ですが,実際は3連休仕事してみて正直メリットを感じました。(といっても完全に社畜脳に侵された基準で感じるメリットになりますが。)
メリット①割増賃金が支払われる
残業をすると弊社畜では割増賃金が払われます。また,日曜・祝日に出勤するとさらにその額が増額されます。合算しますと割増額はなんと1.5倍です。
3連休に出勤したことにより,1か月分の残業代なみのキャッシュを稼げたことになります。当然高配当株の買い付けに充てて社畜からの脱却を目指します。
メリット②のびのびと仕事ができる
私とチームのメンバーは出勤なのですが,休日出勤を命じた上長はシルバーウィークを謳歌しているため不在です。というかいなくていいのですが。
チーム内の人間関係は比較的良好なため休日中の業務は久しぶりにのびのびと業務できました。普段はいつ呼び出しを食らって怒られるかびくびくしたり,私ではなくても叱責を受けている人の声を聞いて不愉快になったりしながら仕事しているため集中できたもんではありません。
休日はそういう人たちいないのでのびのび仕事できるという面ではメリットです
働き方改革はどこに?
就職活動のルール撤廃や生涯現役制度改革のように社畜性を助長する改革は驚くほどの速さで上位下達されるわけですが,働き方改革は具体的にどこにいってしまったのでしょう?
一応弊社でもノー残業デーやプレミアムフライデーの取り組みの通知が来ましたが通知が来ただけで完全にお飾りです。そんなことより年休をきちんと取れるように年休取らないと上司の評価が下がるようにするとか,副業を解禁するよう就業規則を改定するとか簡単にできて効果がある方法を取り入れてほしいです。
唯一感じた働き方改革の成果
そんな中今回少しだけ働き方改革の兆しのようなものを見ました。
シルバーウィーク出社を命じられたわけですが,上長が
「働き方改革とか言ってる中申し訳ないけど,他の日に休むとかして対応してよ」
と言ったのです。(これまででは考えられないレベルの話)
というか他の日だろうと休めないですし,休めないように操作されているのですが
(休むなと言うと問題なので,休んだら到底終わらない量の仕事を与えることで実質的に制御している)このような発言自体が出てきたことがレベルは低いですが改革の成果がでつつあるのではと期待しています。
恐らく一連のパワハラの報道や官僚の接待の問題などで少しのことでも問題になるリスクをつぶすためこのようなことをポジショントークとして言っているのでしょうが,過去には「1年間は8760時間、うるう年の年は8784時間働くように。寝ている時でも働いてください。」とか言われてきたのでちょっと(いい意味で)衝撃的でした。
日本の長時間労働やパワハラ問題についてはかなり根深い問題であり,もしかしたら日本の文化的な背景から改善する必要があるのではないかと思いますので安部総理は口だけでもいいのでどんどん改革していただいてマスコミの方ももっと煽るような記事を書いていただきたいですね。逆説的ですが,マスコミの人こそ働き方改革が必要な気がします。私の知り合いのマスコミの方は20日連続勤務とかしていました。