社会人が婚活するにはアマチュアオーケストラが優れている点について
私は社会人になってから弦楽器を始めました。アマチュアオーケストラに所属し年2、3回の演奏会、月に2,3回の練習にいそしんでいます。子供のころにピアノは習っていましたが,弦楽器ましてやオーケストラは全くの素人でした。そして,オーケストラで出会った女性と交際、結局現在の妻となっています。最初オーケストラをはじめたのは本当に下心はなく,以前から弦楽器に興味があったということと、体力が落ちてもできるので生涯の趣味としてよさそうということなのですが結果として婚活ツールとしても優れているという結論に至りました。婚活でうまくいっていない人の参考のためにオーケストラに所属するメリットを紹介させていただきます。
メリットその1.男女比がすごい
所属する団体によって比率は変わりますが,ほとんどの団体で女性>>男性です。きちんと統計を取ったわけではないですが8:2くらいでしょうか。需要競争の原理によりフツメン、働いているというだけのスペックでも十分需要があります。経済の教科書で勉強した需要と供給の曲線を思い出しました。当然多くの男性は彼女・奥さんもちであり半年以上たっても彼女ができない人はLGBTのうわさが立ちます。
メリットその2.コミュ障でも大丈夫
私もコミュ障を自覚しているのですが,多くの婚活でうまくいっていない人の悩みは「何を話していいかわからない」「会話のチャンスはあっても間が持たない」といったことではないでしょうか?オーケストラは週に1回程度みなで集まって練習するのですが,当然オーケストラなのでメインは練習です。練習の間は結構忙しく当然会話は不要というか私語していると怒られます。何も話さなくても数時間の間が持ちます。終わった後に練習の感想などを言い合えばコミュニケーション成立です。最悪何も言うことがなくても演奏をほめておけば悪い気になる人はいません。
メリットその3.生涯趣味としてもオーケストラは適格!
少し婚活の内容からは離れますが団員の中には60、70歳になってもバリバリ演奏会をこなしている方もいらっしゃいます。どの方もとてもパワフルでボケているような方はいません。その方たち曰く、「指を動かすとボケない」とのことです。スポーツと違い、体力が衰えても続けることができますので生涯の趣味としても最適です。
楽器未経験者でも問題なし!ただしちょっとしたテクニックと練習は必要
私はビオラという楽器をやっているのですが,(皇太子様がやっているやつです)初心者であればビオラかバイオリンがお勧めです。常に慢性的に人不足なパートであり、初期費用も安く抑えられるからです。私の楽器はこみこみで20万円くらいでした。(高いと思われるかもしれないですが、一生ものとして十分使えるのでそう考えると別に高くないと思います。)よほどガチでやっている団体でなければ初心者でも受け入れてくれるでしょう。実際私も見学に行っただけで流れで入団することになりました。弦楽器は動きもせわしないし難しい。。。と思われている方も多いと思いますが誰でもコツさえ押さえれば弾くことができます!少なくとも弾いているようには見えれば初心者としては合格点です。私が実践した初心者でも一目置かれる方法についていくつか述べさせていただきます。
ポイント1.初練習前が勝負!演奏する曲が決まったらひたすら聞く!
初心者が唯一経験者に勝てる可能性があるのが初練習です。大体演奏会をやると決まったら半年前あたりからぼちぼち集まりだして練習を開始します。楽器経験者の方は他の演奏会の練習で忙しく初めての練習の時は初見(まったく練習していない状態)で臨む方がほとんどです。なかには楽譜も持ってこない人もいます。(弦楽器は2人で1つの楽譜を見るので全員分はいらない)。もともと未経験の私が勝てるのはこの場しかありません。事前に入念にスコア(すべてのパートが乗っている楽譜の集合体)をチェックし、自分のパートもチェックです。チェックするポイントは次の点です。
①自分でも弾ける場所はあるか
これはわかりやすいですね。曲の全部が難しい曲はまれなので多少練習すれば音を拾うぐらいはできる場所があります。そこはチェックし初練習までに入念に練習です。
②出るのが難しい場所はないか
音自体は難しくなくてもまわりとの掛け合いなどで出るタイミングが難しい場所があります。オーケストラなので,常に音符があるわけではなくたとえば20小節休んだのちに1音だけ弾くといったこともあります。そういった箇所は慣れてしまえばなんてことはないのですが初見では難しく初心者の頑張りどころの点です。みんなが出るところがわからずもじもじしているなか自信満々に1人だけ正確に出ることができればそれだけで一目置かれる要因になりえます。
③絶対に弾けない場所はどのように誤魔化すか
自分の現在の力量では何時間練習しようが絶対に弾けない場所はどうしてもあります。特に初心者であればあるほどそういった箇所は多く出てきます。そういった箇所はいかに誤魔化すかを考えます。たとえば小節の最初の音だけを弾くとか,音は鳴らさないけど指と腕は動かす(弦に圧力をかけなければ音は鳴りません)といった方法があります。もちろん全部弾けるように練習すべきなのですが,時間も限られている中で絶対に弾けないところはあえて捨てて①、②の練習に回したほうがよっぽど有意義です。
ポイント2.全体練習には必ず行く
これも初心者は大事です。みなそれぞれの事情で全体練習に毎回参加できるわけではなく大体半分くらいの出席率があればいいほうです。初心者が点を稼ぐには絶好の機会です。私はオーケストラをはじめて6年目ですが練習の出席率は90%を確実に超えています。たぶん実際は95%くらいではないでしょうか。(ただ暇だというのもあります)日本人は不思議なもので全然弾けなくても練習に来ているというだけである程度評価してくださいます。また,当然ですが練習すればそれなりに上達します。全体練習は自分一人で練習しているときの何倍もの効果があります。
以上アマチュアオーケストラに所属するメリットと初心者の方へのポイントをまとめました。婚活で悩まれている方はぜひともご参考にしてください。