当たらないと認める宝くじを何とか若者に売らせようとする協会の考えがクズすぎる【返金率低すぎ】

宝くじの売り上げが低迷しています。平成17年度には1兆1,000億円あった売り上げが,ここ数年は8,000億円程度にまで低迷しています。なぜ販売が低迷しているかというと,理由はとても本質的で宝くじが全然当たらないことにみんな気づいてしまったからです。

宝くじの還元率は46%程度でパチンコの80%,競馬の70%よりも相当低いです。ナンバーズの導入に関わった兵庫県の井戸敏三知事は宝くじの売り上げが低迷している理由を「一番の問題は当たらないことだ」と明言しています。データが示しているだけでなく,作った人が言うくらいだから,もはや宝くじ買う人は寄付をしているようなものです。

還元率が低いことが売り上げ低迷の理由なのだから,還元率を上げればいいのですが,収益金は官僚の天下り組織に回っているためそうもいきません。というのも,収益金の一部が都道府県や指定都市の道路や公園施設の建設に充てられてりることはよく知られていますが,それ以外にも全国市町村振興協会、自治体国際化協会、地域創造、自治体衛星通信機構、 自治総合センターなどの公益法人にお金が流れています。これらの公益法人の理事長のポストは官僚の天下りポストなので還元率を上げることはなんとしても避けたいという思惑があります。

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還元率を上げずに何とか販売量を上げたいがために,「宝くじが地域に貢献していることを積極的にアピールし,若者の購買層を拡大すべき」というとんでもない議論までされている始末です。

若年層の宝くじ離れの背景には還元率の低さに気づいたというよりは,そもそも給料が上がらず宝くじを買っている余裕がなくなっているというほうが大きいと思いますが,そのような若年層からさらに半ば騙してまでお金を取りたいというのが彼らの本音です。

このような流れのなかで,最近ひどいのが,Kis-My-Ft2がバラエティー番組内で宝くじを買う企画に挑戦するという企画です。なんとこの企画のおかげでナンバーズの売り上げが3割も上昇したそうです。

私も番組を見たことがありますが,「過去に出たことのある数字は当たる確率が高い」や「開運スポットに行ってから買う」、「六曜ごとに出やすい数字の流れを読む」など,紹介されている方法の全てが統計学的に嘘八百であるものばかりでエンターテイメントとして暇つぶしに楽しむのはいいですが,真に受けてしまう人も中にいるだろうことを考えるとこれをテレビで大々的にやるのはもはや詐欺に加担しているといってもいいようなレベルだと感じました。

こういったオカルト手法が嘘だと分かった上で面白半分で買う分には良いですが,キスマイが言っているのだから本当だろうと真に受けて買ってしまう人もいるだろうことを考えると,本当に一人ひとりが最低限の金融リテラシーを持つように努力しないと貧乏人はどんどん貧乏人になっていくのだろうと思われます。

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