【仮想通貨の再ムーブメントは来るか】米国株投資を勧めた先輩がリップル押しになっていた件

仮想通貨で今から儲けることは可能なのか?

既に株式投資をしていた先輩に米国株投資を勧めてみました。その人の投資スタイルは典型的な仕手株(中小企業の安値の株を購入し相場が一気に上昇した時に売る手法)だったのであまり食いつきはよくありませんでした。投資の手法は人それぞれなので別に米国株投資をしなくても問題ありません。身近に金融関係の話ができる人がいるだけで私は嬉しいです。
先日,その先輩と話していたところなんと先輩、仮想通貨のリップルの購入を検討しているそうです。リップルのチャートを見ると典型的なバブル崩壊後といった感じで今から投資しても報われない気しかしません。投資の手法は人それぞれですが,さすがにリップルはないだろうということでもう一回米国株投資をすすめてみましたが先輩の意志は固くその決意を変えることはなりませんでした。まぁもしかしたら再度価格が急上昇する可能性も0ではないので暖かく見守っていこうと思っています。確かに2017年には1円にも満たなかったものが一時400円近くで取引されていたことを考えると夢を見たくなる気持ちは分かります。誰だって手っ取り早くお金持ちになりたいですからね。

仮想通貨の問題点

仮想通貨にはそもそもの根本的な問題があります。一つ目はありきたりですが,すでにバブル崩壊しているのにまた何十倍にもなるのかという問題です。私はもう仮想通貨は終わったと思っていますがこれについては仮想通貨に投資している人は必ず上がると信じているので議論しても不毛です。そして確かに再度何十倍にもなる可能性はワンチャン(1%くらい?)はあるかもしれません。なぜなら未来は誰にも予想できないからです。
しかし仮想通貨投資にはもう一つとても根本的な課題があります。それはうまいところで売り抜けられるかどうかという問題です。例えばリップルの長期チャートを見ると2017年5月にいったん価格が急上昇しさらにその半年後の2017年11月に超高騰しています。果たしてあなたが2017年より前にリップルを保有していたとして2017年の11月に売り抜けることができるでしょうか?例えば私だったら2017年の5月にまず間違いなく手打ちにしてしまうと思います。それでも50倍くらいにはなっているのですごいですが,せいぜい1万円分買っていたとしても50万円です。逆に100万円くらい当時リップルにつぎこめるかといったら絶対に無理です。また,2017年5月にうまく売却を我慢したとて2018年1月の大暴騰の際にうまく売り抜けられる自信もありません。その後10日くらいで半値になっていることを考えるとものすごいピンポイントで売り抜ける必要があります。最初の50倍に耐えた人ならその後の大暴騰でも「きっともっとあがるはず」と思って売ることはできないでしょう。やはりどう考えても仮想通貨で大きく儲けるのは非常に難しい気しかしません。
それでもリップルはまだ価値が暴騰するし,うまく売り抜けることもできる!と先輩は豪語していますので暖かく見守っていきたいと思います。私が配当金を積み増すのが先か、先輩が仮想通貨で大金持ちになるののどっちが先か競争です。

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