タバコがまた値上げしたが,嗜好品はお金の損得とは別の次元の問題
消費税増税に向け,JTは「1箱あたり10円の値上げ」を財務省に申請しました。今回,JTが小売定価改定の申請を行ったのは,紙巻タバコ102 銘柄、葉巻タバコ3銘柄、パイプタバコ3銘柄、刻みタバコ3銘柄に加え、加熱式タバコ「プルーム・エス」4銘柄の計115銘柄。一部を除いたほぼ全ての銘柄が値上がりの対象となります。
タバコはこれまで何度も値上げしており,今回の1箱当たり,10円の値上げというのは額も少額なので,今回の値上げを機に禁煙する人はそもそも少ないと思われますが,将来的にどんどん値上げしていくと喫煙者自体減ってしまい,配当金の源泉である収益が悪化、配当金の減配の心配もあります。JTは配当利回りが5%前後あり,配当金を目当てに投資している人も多いと思うのでもし将来的にたばこの売り上げが減ったら死活問題です。とはいえ,たばこは依存性があって嗜好品なので多分どんなに値上げしても喫煙者は減らないと思われます。
今日も仕事から帰る途中にタバコをカートン買いしている人を見かけましたし,喫煙者はタバコがいくらになろうが吸い続けます。以下、ネットで今回の値上げに対する喫煙者の声を見てみます。
喫煙者①「気にならないな。タバコもさ、値上げするならドンと値上げしろって思うんだよ。10円くらいなら蚊に刺されたうちにも入らない。まあ、こういう感覚になってること自体がJTに飼いならされてる証拠なんだろうけど」
喫煙者②「全然余裕。気にならない。というか、10円でいいんですか? って感じ。ほら、最近は食料品も日用品も値上がりしてるじゃん? 俺たちは値上げという試練に何度も打ち勝ってるからいいけど、そうじゃない人たちの方を心配しちゃうよね。いずれにせよ10円くらいで右往左往する喫煙者はもうとっくにタバコをやめてるんじゃない?」
喫煙者③「正直なんとも思わない。ほら、最近はPayPayとかでタバコも安く買えたりするじゃん? 値上がりしても、そういう割引きで何とかなる気がするんだよね。特に10円くらいなら気にならないかなー」
自分の身に置き換えると気持ちは理解できます。私は非喫煙者ですが,10円値上がりしてもポテチは買うし,1,000円値上がりしてもゲームソフトやクラシック音楽のCDは欲しいものは買います。日用品であればとにかく安くてよいものを求めますが,嗜好品や趣味の物は値段というよりはクオリティを求めるのが人間の性でしょう。
今後もタバコの値上げは何度も行われるでしょうが,喫煙者が安定的にたばこを購入してくれるので株主にとっては絶好の配当金マシーンと化してくれることが期待できるでしょう。
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