社会人という言葉のニュアンスがどうしても気持ち悪い
大学を卒業して会社員になっていまだに理解できないことに「社会人」という言葉があります。よく「社会人としての自覚を持って」とか「社会人なんだから自分で考えろ」とか聞きますがそもそも定義が分からないのでいまいちピンときません。
たいていの場合、怒られたりするときに使われることが多いのできっと大人に都合がいい言葉シリーズのひとつだと思われますが良く分からないです。
これまでずっと社会人という言葉にいまいちぴんと来なかったのですが,違和感が確信に変わったのはあるとき飲み会で上司に怒られたときです。
何で怒られたのかは忘れましたが,とにかくこう言われました。
「お前社会人なんだからもっと,ちゃんとしろよ!」
確か,自分の飲み物が空だったからオーダーした時に,上司のグラスも空だったのに気付かなかったとかそんなしょうもないことだったような気がするのですが,
そんなしょうもないことで怒られたことに対する驚きよりも、
「あぁ、この人は自分のこと【社会人】だって自信持って言えるんだろうなぁ~」
というのがとても印象に残った記憶があります。
その時はまだ新人だったため,
「今後何年か会社にいれば自分が【社会人】だという自覚が芽生えるのだろう」
と漠然と考えていました。
それから数年経ちました。新人のころは特になんの業績も上げていませんでしたが現在ではそれなりに頑張って結果も残しています。
しかし、「自分が社会人であるか」と言われたら「?」感は当時から全然変わりません。
日本でサラリーマンとして適性がある人っていうのはこの社会人と言う言葉になんの違和感もなく受け入れることができる人なのではないでしょうか?
社会人の定義とは
① 実社会で活動する人
② 社会の一員としての人
という言葉が出てきます。確かに社会人は①、②ともに該当すると思います。でも①、②に該当する人が社会人とは限らない気がするのでこの説明だけでは納得がいきません。例えばyoutuberやフリーターも①、②には該当しますが社会人とは言わないと思います。
Youtuberやフリーターは極端な例だとしても医師や弁護士は「社会人ではない」とまでは言わないですが、社会人と聞いて連想する対象にはあまりならない気がします。
ただの一般的な名詞なのにもかかわらず辞書でも定義できていないというのは驚きです。
例えば似たような言葉で会社員と言う言葉もあります。
辞書で調べてみると,
・会社に雇われて業務に従事する人
と出てきます。こちらに関してはしっくりくる定義になります。会社員というのもとても一般的な語句であるにもかかわらずそれでも社会人の方が多用されるということはサラリーマンというのは会社員ではなく社会人という色合いが強いということです。
社会人というのは社畜の人というイメージがある
私は社会人と言うと会社員であることと以下のような要素を含んでいるような気がします。
社会人の特徴
・(正しいか正しくないかより)上司の言うことを優先させる
・サービス残業OK
・飲み会大好き
・ゴルフ大好き
私が社会人ぽいと思う人はこれらの特徴の多くを満たしています。
これらの特徴が必ずしも悪いのかと言うとそういうことはないと思います。
組織運営の観点では優れていることもあればだめな部分もあるでしょう。
ここで言いたいのは私はこれらの特徴に全く該当していないということです。
自分は社会人にはなれないと思う
日本に住んでいると「普通」であることがすごく求められます。
幸せの形は人それぞれですが、日本に住んでいる限り「普通」でいればある程度の幸せが担保されるでしょう。そういう意味で日本の大人の大多数を占めるサラリーマン、特に【社会人】であることは日本社会で幸せに暮らすうえで重要な要素だと思います。もちろん自分が【社会人】であると自信を持って自覚している場合に限ります。
【社会人】を自覚できない、もしくは【社会人】に対して違和感を持っている場合「普通」でなくなるので相当ストレスな生活を強いられると予想されます。私は感じます。
間違っている上司の言葉を優先するのは苦痛ですし、サービス残業はしたくないですし、(会社の)飲み会は基本的にきらいです。(大体そこにいない人の悪口大会になるかしょうもないゴシップネタばっかりのため)。ゴルフはやったことないですが,特にやりたいとも思いません。
私はどんなに頑張っても社会人にはなれないと思いますが,それでもこの日本で幸せに暮らせることを証明していきたいと思います!
社会人になれなくても幸せになるにはある程度経済的に自立していることと、会社に縛られない仕事に就くということがあげられます。それを株式投資と転職で実現したいです。