サラリーマンのまま生涯現役は嫌すぎる
9/4日の日経新聞の1面に驚きの記事が掲載されていました。安倍首相のインタビュー記事になります。曰く、
働き方改革の第2弾として生涯現役時代の雇用改革を断行したい。
(((((((( ;゚Д゚))))))))
生涯ってことは死ぬまでですか!安倍首相!
死ぬまで社畜でおれということですか!安倍首相!
・今後1年かけて生涯現役時代に向けた雇用改革を断行
・次の2年をかけて医療・年金など社会保障制度全般にわたる改革を実施
・継続雇用年齢の65歳以上への引き上げや、70歳超の年金受給開始も選択できる制度を検討
日経新聞より引用
将来的にはこうしたいとかではなく今後3年以内にこれらを全部やるそうです。
もうすぐ総裁選だっていうのに将来の計画を打ち立てるなんて、
石破さんなんかよゆーでぶっちぎってやるぜwってことですか!実際ぶっちぎるだろうけど。
安倍首相は「意欲のある人はいつまでも働ける社会」というけれども,意欲があっても老人は使えないので(弊社での場合)やめていただきたいです。(切実)
パソコンのキーボードを両手の人差し指で交互にしか打てない人とか、どんなに回りが忙しくても3時には絶対帰る人とかいらないんです。そもそも65歳になっても十分な貯金がない人って絶対計画性ないのでその時点でお察しです。
それであれば職歴がないニートとか、ワーキングプアの若者を大企業で受け皿にするとかのほうが私はうれしいです!少なくとも言うことは聞いてくれるはずだし話も合いそう。
(人口に占める割合が少なくて選挙的においしくない世代の叫び)
日経新聞で大々的に宣言するということはもう経団連との裏での調整は済んでいる可能性も十分考えられます。経団連としては人件費の負担は増やしたくないはずなので,雇用延長者の分の給料は若手の給料を回すことで補うことが考えられます。おそらく昇給分をさっぴくというお得意のサイレント天引きという荒業を使うのではないかと予想しております。
さらに医療・年金など社会保障制度全般にわたる改革を実施とありますので,今後医療負担率の増加、年金受給額の減少、遅延化をしますと宣言したようなものです。
9/4日の記事にはほかにも気になる記事が
くしくも本日の朝刊にはほかにも気になるニュースが載っていました。
経団連の中西会長によると大学生の就職活動の解禁日を定めた「倫理協定」を2021年度の採用から撤廃と言う記事です。これまでは経団連の企業は就職活動を始める時期を学部3年生(修士1年生)の3月からというルールを強いていて外資系など経団連に属さない企業以外は基本的に順守してきました。このルールにより,学生は勉学やモラトリアム期間を満喫することができるというわけです。今回のルール撤廃宣言により2021年以降は極端な話1年生のうちから就職活動するような学生もでてくるわけです。少なくとも現在の時期よりは平均的に前倒しになることは確実です。
この2つのニュースが同時期に出てきたというのは私には偶然とは思えません。
なんらかの大人たちの相談があったのではないでしょうか。あまりにも内容が関連しているようにしか思えません。2つを組み合わせた場合生涯社畜の日本人の誕生スキームは以下のようになるかもしれません。
「生涯現役」社会のスキーム
少しでもいい企業に入るためにはモラトリアムもそこそこに必死に就職活動
↓
そんな思いをして入った企業なので昇給が少なかったとしてもやめずらい
↓
昇給が少ないので雇用延長制度を利用しないと生活レベルが維持できない
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「生涯現役」日本人の完成
日本人はまじめなので多少文句は出たとしても,粛々と「生涯現役」日本人を受け入れていくのでしょう。私は絶対に無理なので消費を抑える生活スタイルの継続と副収入(株式投資)によりいっそう力を入れていきたいと思います。
70歳までの雇用延長制度をすでに制度化したジャックスの記事はこちら↓