AI時代に生き残るのに必要な能力は本業+AI技術のπ型の人間

ダイキンが自社にAI、IoT技術を学べる情報技術大学を設立

空気清浄機などで有名なダイキンは自社内にAI、IoT技術に対応できる高度なIT人材を育成するためにダイキン情報技術大学を設立したそうです。取り組みとしてはかなり本気で2018年に入社した351人のうち理系出身の希望者100名と約3割の新入社員がそこで学んでいるそうです。

期間は2年間でなんとその間は特定の事業部門に配属されることはなく学ぶことに専念するとのこと。給料をもらいながら最先端技術でこれから伸びそうな分野を学べるというのは非常に羨ましい限りです。

こういった人材は事業部門に配属されたのち,AIベンチャーなどと共同して自社のシステム開発を担う人材となるそうです。具体的なシステムとしてはエアコンの修理業務の際にエンジニアが必要な部品を持って行かなかったら再訪問するなどのコスト・手間がかかっていましたが,AI技術を使ってどの部品を持っていけば修理が充足するのかを算出して修理の 一発完了率を高めるための予想システムの開発だそうです。これなんかは氷山の一角でしょうが,こういった例のように実際に現場で起きている小さな不具合を解消することでコストダウンを図り競争力を高めていくというのが狙いのようです。

これからの理系は本業+AI技術のπ型の人間が重宝か

自社で大学まで設立して新卒者を2年間も専業させるなんて相当コストがかかります。それだけダイキンのAI技術に対する本気度がうかがえるかと思います。背景としては,AI人材の争奪戦が激しくなっていることがあるそうで,もし他社からAI人材を引き抜こうとしたら高額な報酬が必要で一般社員とは異なる給与体系にする必要があるそう。その点,自社で人材を育成すれば自社の給与体系に乗せられるので管理も楽だし離職率も低いだろいうということのようです。

また,自社でAI人材を育成するメリットとしては自社事業に対する知識・経験があるというのもあります。ダイキンは新入社員なのでその点は薄いですが,AIを導入する上ではまだまだソフト面・ハード面において現場の経験があったほうが有利な事象も多く,ディープラーニングにおいてもハイパーパラメーターと呼ばれる人間が入力して試行錯誤しないといけない因子もあります。

大企業の特徴として「他社がやりだしたら自分らもやってみるか現象」というのがあります。他社がやっていればもし失敗しても言い訳ができるし,失敗の理由も他社からヒヤリングして説明すればいいので色々楽です。弊社では独身寮の間取りですら他社の事例を参考にするくらい自分たち独自の方法というものを取り入れる気はありません。
ダイキンと言えば大企業だし,特にITの会社というわけでもありません。こういうモノづくりの一般的な会社がAIを推進していくとその他のモノづくりの会社も右へ倣えで追随していく可能性が高いです。多分数年以内にAIの波が来ると思われるので理系社員の方は積極的に波に乗ったほうがよいです。弊社でも波が来そうな感じが見受けられるので波に乗ってみます。

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