クラシックがあんまり普及しない一因はお金が儲からないから
このブログでは投資とともにクラシック音楽の普及も目指しています。ロックやポップスと比較してクラシックがあんまり普及していない理由の一つとして,どんなにうまくてもあんまりお金が稼げないというのがあると思っています。
ロックは成功すると超有名になって,東京ドームや武道館を満員にするというかなり明確な目標とそれに伴う収入が若者を引き付けます。一方で,クラシックの場合比較的世俗的な成功を収めている人として,葉加瀬太郎さんや高嶋ちさ子さんなんかが思い浮かびますが,個人で東京ドームを満員にしたりすることはできません。
恐らく,テレビ出演や公演,CDの売り上げなんかでそれなりに稼いでいるのでしょうが,ロックに比べてメディアの露出も少なく若者のあこがれの対象になりにくいです。
やはり有名になってお金持ちになれるかもしれないという強烈な魅力がロックやポップスに比べて劣るためどうしても若者が初期の興味を示す対象になりずらいのかなと思っています。
クラシック音楽の致命的な欠点として,音が届く範囲がどうしても限られてしまうというのがあります。アンプで音量を増幅することが前提となっているエレキギターと違って,バイオリンは生音をそのまま届けなければいけません。そうなると,どうやっても最大で数千人くらい収容できるホールが限界でしょう。一方,東京ドームの収容人数は5万5000人なので,10倍くらい違います。クラシック音楽はどうしても音を届けることができる人数が限られてしまうのです。
ヲタリストAyasaさんはクラシック音楽界の新しい道を開いている
1年くらい前にyoutubeでAyasaさんという方を見つけました。この人はコスプレをして主にアニソンをバイオリンで弾くというyoutuberです。私が見つけた時はチャンネル登録数10,000人弱くらいでしたが,2019年6月現在チャンネル登録者数が32万人もいます。
ネット情報だとyoutuberの収益は大まかには(チャンネル登録者数)×10と言われているので彼女は月収320万円くらいあると予想されます。年収で4,000万円弱です。
歴史上でもこんなに稼いでいるクラシック音楽家はあまりいないと思います。あのモーツァルトですら年収は2,000万円程度だったと言われています。葉加瀬太郎さんは年収1億以上ありそうですが,チャンネル登録者数がどんどん伸びていることを考えればAyasaさんはそのうち葉加瀬太郎に匹敵するかそれ以上になることも十分考えられます。
彼女がここまで成功しているのは冒頭述べたクラシック音楽家の致命的な欠点である「音を届けることができる人数が限られる」という問題をyoutubeを活用することでうまく克服している点にあると思います。さらにコスプレをしてアニソンを弾くというのも多くの人に需要があると思われるのでとても有効です。バイオリンの腕前はもちろんとてもうまいですが,アマチュアでも彼女くらい弾ける人は普通にいます。それでもこれだけのチャンネル登録者数を得ていてお金もたくさん得ていて,戦略がとても素晴らしくおそらくとても頭の良い方なのだと思われます。
めちゃくちゃマネしたいですが,残念ながら器量も楽器のうまさも全然足りないのでできないです。せめて,戦略を考えて実行するという部分だけは彼女に負けないように頑張りたいです。(別にyoutuberになりたいというわけではないですが。)
Youtubeだけでなくライブ活動もされているそうなのでいつか見に行ってみたいですね。
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