国立がん研究センターの研究チームがまとめた調査結果によると,納豆やみそなどの発行性大豆食品をよく食べる人はそうでない人に比べて10%も死亡率が下がることが分かりました。どのくらい食べればよいのかと言うと,1日におよそ50グラムで,これは納豆1パック程度に相当する量だとのことです。
研究チームは,国内の成人男女約9万人を1995年以降平均15年間追跡調査し,大豆食品や発酵性大豆食品を食べた量により五つのグループに分類。ほかの食品による影響や降圧薬を使用しているかなどの影響を取り除いて分析したところ,納豆などの発酵性大豆食品をよく食べる人はそうでない人と比べて10%死亡率が下がったそうです。
同様の別の独立した研究でも同じような結果が得られていて,岐阜大学の永田知里氏らの研究では,岐阜県高山市の住民を対象に生活習慣とがんやその他疾患との相関を調査しました。結果,納豆の摂取量が最も多かった上位25%はその他の人たちと比較して,循環器疾患で死亡するリスクが25%も低かったそうです。死亡リスクの低かった上位25%の納豆摂取量の1日平均の中央値は7.3gで国立がん研究センターの調査とは摂取量が少なくて,より効果が出ている結果となっています。
科学の世界では,同じ結論を違う方法や調査で証明できた場合,その結論の信憑性がより高まります。納豆の必要摂取量や死亡率の低下効果に違いこそありますが,少なくとも2つの独立した調査で同様の結果となっているので,納豆を食べると死亡リスクが低減するというのはかなり信憑性が高い事象だと思われます。
なぜ納豆を食べると死亡リスクが低減するのかは分かっていないそうですが,岐阜大学の方の研究では他の大豆製品と死亡リスク低減効果との相関は見られておらず,発酵するという行為に秘密がありそうです。ヨーグルトを食べると大腸がんのリスクが低減するという研究もあり腸内細菌にいいことをすると死亡リスクが低減するのかもしれません。
いずれにせよ,納豆はスーパーで3パック入り70円くらいで売っていいるので,1パック当たり25円以下です。それを毎日食べるだけで死亡リスクが下がるのであればこんなにコスパがいいものはないので意識的に納豆を摂取していきたいですね。
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