たとえ投資に興味がない人も金融リテラシーは高めるべき
私は普段から株式投資を身近な人に勧めています。ガチでハマりそうな人には個別株を勧めていますがそういう人は稀なので,基本的には積み立てNISAを利用してのS&P500への投資を勧めています。30歳から積み立てNISAを利用しつつS&P500でインデックス投資をすれば月3万円の積立金でも60歳時点で3,400万円にもなります(平均年率7%として)
興味があって私に直接効いてくる人はもちろんですがある程度仲の良い人にはこちらから紹介しに行っています。うざいかもしれないけれどもそれには理由があって会社員は保険会社や銀行の格好のカモにされていてそれが看過できないからです。外貨建生命保険や定年後に退職金を高手数料の投資信託にぶちこむくらいなら若いうちからインデックス投資をした方が絶対にいいという自信があるからです。サラリーマンが如何にカモにされてるかについて今回は紹介したいと思います。
会社員は保険会社や銀行の格好の餌食になっている
弊社には食堂があるのですがお昼休みになると保険のおばちゃんが各社勢揃いします。特に新入社員の入社シーズンだと毎日20人くらいいます。入社当時すでに株式投資をしていた私は興味があったので保険のおばちゃんのほとんど全員と会話してどんな商品があるのかや保険のおばちゃんの金融リテラシーの確認をしていました。当時から少なくとも大手保険会社の保険に入る気は全くなかったので完全に興味本位でありめちゃくちゃ性格悪いですね。
例えばお子さんや専業主婦の奥さんを扶養している人が掛け捨ての死亡保険をかけるのは合理性があると思います。ただ保険のおばちゃんが勧めて来るのはそういう商品ではなく貯蓄性のある医療保険や外貨建生命保険などのいわゆる高い手数料が見込まれる商品です。
弊社は比較的大企業なのでもし病気になったときの保証も手厚いです。大手保険会社がすすめる医療保険のほとんどが会社の保証と内容が被っておりわざわざ加入しなければならない合理性が分かりません。会社の福利厚生ですが当然その分の掛け金は給料から天引きされています。
ただ,会社の福利厚生の分だけだと差額ベッド代の保証が若干弱いので,医療保険は加入する意味が全くないとは言いません。ただ,多くの保険のおばちゃんが勧めてくる外貨建生命保険は本当に意味がわかりません。若者が大手保険会社の外貨建生命保険に加入してなんの得があるのでしょうか?直接保険のおばちゃんに聞いて見ましたが当然明確な回答は得られませんでしたしそもそも手数料がいくらとかインフレリスクとかについて知りもしませんでした。よく分からない商品を他人に勧められる精神が分かりません。保険のおばちゃんは金融のプロだと多くの人が思っていると思いますが結局その程度の知識の差しかないと言うことです。
さらに極め付けは銀行による退職金の狙い撃ちです。弊社は入社すると経費の精算のために地元の銀行の口座を開設させられるのですがこの銀行から都度融資のお誘いの電話がかかってきます。銀行からしたら地元の大手企業に勤めていて取りっぱぐれリスクが少ない社員はまさに美味しいカモです。融資の勧誘の電話に加えていざ定年を迎えて退職金をもらうと投資のお誘いの電話がかかってくるそうです。銀行は各人がどこに勤めていていつ定年なのか当然把握しており恐らく退職金の額もほとんどバレていると思います。
そして残念なことに金融リテラシーの低い人は銀行に勧められるがままに高手数料の投資信託に投資してしまうのです。60歳を過ぎた人が手数料の高い新興国ファンドに1000万円も集中投資するということが日常茶飯事に起こっています。短い投資期間、高手数料、高リスク、集中投資、投資でやってはいけないことの見本のような行為です。
私の個人的な考えとして別に投資なんてしなくても十分幸せになれると思っています。お金だけが全てではないですし、投資をするとある程度は日常的に気になってしまうので人によってはデメリットだとも言えます。
ただある程度の大企業というのは金融会社にとってカモが群れをなしているようなものです。そして明らかにおかしいような商品を違法でないからと言ってバンバン売りつけているのが現状です。別に正義の味方になりたいわけではないですが細かいことが気になる性格ゆえ目の前の人が明らかに騙されているのを見るのは身震いすらします。そういうわけでこれからも少なくとも私の周りの人に関しては一定の金融リテラシーを持ってもらえるよう頑張っていきたいと思います。
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