【株式投資の未来とセット販売すべき】金持ち父さんと貧乏父さん

超有名な「金持ち父さん貧乏父さん」に不足していること

およそ資産運用と名のつくものをしている人なら誰でも知っているであろう書籍の「金持ち父さん貧乏父さん」。色々なシリーズが刊行されているし,どの一冊も非常に分厚いのですが本書で言いたいことは非常に単純で以下2点に集約されると思います。

・収入を得る方法は4種類あること
・できるだけ不労所得を得て自分で働かなくてもいい経済的自由を得るべきということ

本書によると収入を得る方法は大きく4種(同書ではキャッシュフロー・クワトラント)あり,それはE、S、B、Iの4種です。

Eクワドラント・・・Employee(従業員・サラリーマン)
Sクワドラント・・・Self-employed(自営業)
Bクワドラント・・・Business-owner(ビジネスオーナー)
Iクワドラント・・・Investor(投資家)

「EとSというのは自分の人的資本を投入してお金を得るという方法でこの方法では一生経済的自由は得ることはできない、よってBやIにできるだけ早く移るべきだ。」

というのが本書とシリーズの主な主張です。私大学生くらいにこの本を最初に読んで非常に衝撃を受けた覚えがあります。ただ、今思うとこの本は圧倒的に足りない部分があって「じゃあなんの事業や投資をすればいいのか」というのが不足していると思います。

同書では暗に不動産投資を勧めているのですが,不動産投資というのは元手もかかるしもし借金してやろうと思った場合できる人は限られています。リスクもあります。少なくとも当時大学生だった私には現実的に無理です。

その後就職してやろうと思えば不動産投資ができる状況にはなったのですが,やはり借金をしてまで不動産投資をしようとはとても思えなかったです。多分同書を読んでここで止まっている人って結構多いと思います。

その後リスクが不動産投資よりは少ないだろうと思い日本株投資を始めるわけですが,多分日本株投資だけでは一生経済的自由を得ることはできないと思います。日本株投資でリタイアを実現している人は多くいますが,そういう人はタイミングが良かったりセンスがめちゃくちゃあったりと私的には再現性がないと思っています。私はセンスがなかったです。

その後2018年にジェレミーシーゲルの「株式投資の未来」を読みました。全米に広く分散された銘柄をただ長期に保有するだけで誰でもお金持ちになれるという過去200年の実績がデータをきちんと示した上で述べられており金持ち父さんと貧乏父さんなみの衝撃を受けました。同書では配当金利回りがよい銘柄の方がリターンが高いという結果が紹介されていることと配当金という目に見えるリターンに魅力を感じたこともあり配当金を目的とした投資に移行し経済的自由を目指すに至ります。

もっとはやく教えてくれよ

金持ち父さんの本の著者はロバート・キヨサキという日系アメリカ人が執筆していてもともとは米国で出版されています。米国にいたら普通にS&P500の値動きとかがニュースで流れたりしているしそもそも株式投資自体がメジャーなのでわざわざ同書で説明するまでもないと思ったのかどうかは知りませんが,同書の結論であるIクワトラントに移行する一つの解として米国株投資について紹介しておいてほしかったです。それであれば大学生の時から米国株を始めることができました。超結果論ですが,当時から米国株投資をやっていれば2012年からのビックウェーブに乗ることができたので今頃資産額がかなり変わってきたのでは思います。大学生の時私はバイトをめちゃくちゃやっていたので年間100万円以上の収入がありました。勉強とバイト、本当にやりたい娯楽にだけお金を使っていれば今頃1000万円くらい資産額が違ってきたのではないかと妄想してしまいます。
キヨサキ氏は日系人のよしみでぜひ日本向けの出版の際には米国株の章を付け加えて欲しかったです。若者に不動産投資はできませんよ。

「金持ち父さんと貧乏父さん」と「株式投資の未来」はセットで全国の高校や大学の図書館に必読書として置いておいて欲しいですね。本当に情報というのは貴重だと思います。

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