つみたてNISAの4割が40歳以下。初心者でも少額でも行動することで大きな差が生じる。

少額の投資でも若いうちからコツコツ積み上げることで大きな成果になる

2018年に始まったつみたてNISAですが,開始から2年で147万口座に達したそうです。うれしいのは,そのうちの40%が20代、30代の若年層だということです。老後2,000万円足りない問題や年金支給額の話題がニュースでも取りざたされるようになり,少しずつ自分で何とかしなければという意識が広がっているためと思われます。

私は個別株投資をやっているわけですが,普段人に投資を勧める際は基本的につみたてNISAでのS&P500への投資を勧めています。入金力が多そうな人,投資に興味を持ちそうな人には別途個別株やSPYD、VYMなどのETFを紹介していますが,世の中そういう人ばかりではありません。つみたてNISAであれば,買い付けも自動的で出来るし,なにより政府が作った制度であるということで安心感があるようです。

そして,若年層で始めることの意義としてはやはり複利効果が長くとれるということです。20台、30代であれば30年、40年長期投資することも可能です。米国株の年平均リターンを7%とすると,40年間つみたてた場合,つみたてNISAの上限の年間40万円の場合で7,985万円、半額の20万円でも3,993万円になります。20万円をただ貯金していても40年で800万円にしかならないことを考えたら実に5倍の差が出ます。実際は貯金の場合,インフレの影響もあるのでその差はもっと甚大になります。

長期投資をすることで,リスク(収益のばらつき)は低減されるので,若いということはそれだけで投資する上で非常に恵まれている状況であることを全員知るべきです。年間20万円といえば,月額1.6万円程度であり,これが捻出できないのであれば相当ブラック企業なのでさっさと転職するべきです。年金2,000万円足りない問題は若年層にとってはなんら問題ですらありません。

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【悲報】つみたてNISAをしているのは30人に1人以下

若年層につみたてNISAが広まっているのはいいことですが,まだまだ普及しているとは言い難い状況です。というのも,つみたてNISAをしているのは全人口のたったの1.2%であり,普及が進んでいる20代、30代でも1.8%、2.5%の人しかしていないためです。私のように,個別株に全力投資してつみたてNISAをしていない変人もいますが,さらに少数派でしょう。

日本企業では残念ながら頑張って働いても給料が上がらないので,死ぬまで働くことを避けるには投資をするか副業をするしかないのですが,その状況を認識して行動している人は数%しかいないようです。ただ,私の周りでも徐々にではありますが,老後の金銭面に対して不安を持ち始めている人も増えてきており,時間はかかりますが少しずつ投資が浸透していくのではないかと思っています。

現時点ではたった30人に1人しかつみたてNISAしていないということはつみたてNISAをするだけでも,資産形成に関しては上位3%に入れるということであり,まだやっていない人は今すぐにでも口座開設すべきです。

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