インフレになるのであればなおさら株式投資をするべき理由
コロナによる経済の後退をなんとか食い止めるために政府は108兆円の財政出動をすることを発表しました。108兆円というのは日本のGDPの2割に相当し,リーマンショックの57兆円の約2倍に相当する額です。
財政出動は日本だけでなく,日米欧、中国、ロシアを含む世界中の国で行われる予定です。2020年3月時点で5兆円ドル(550兆円)の経済対策を実施することが首脳声明で明記されています。
財政出動の是非やちゃんと政治家が弱者救済に回すかどうかと言ったことはここでは議論しません。こんなところであれこれ言ったところで何も変わらないからです。ここではほぼ確実に実行される財政出動がとりあえず行われたとして,どのような状態にことが予想されるかということとじゃあ一体どうしたらいいのかということについて述べようと思います。結論から言うと,インフレが進むので資産のほとんどを現金で持っている人は資産が目減りします。それを防ぐためには株などの資産を持つべきです。
巨額の財政出動でインフレが進行する理由【貨幣数量説】
さて,この108兆円、世界では5兆ドルの財政出動ですが,当然各国の政府の税収で賄うことができる訳もなく各国国債を発行して凌ぐことになるでしょう。そうなった場合世界的にインフレが起きる可能性があります。マクロ経済学の世界でかなり古くから提唱されている理論に貨幣数量説というのがあります。物価は貨幣の流通量に比例するという式です。(実際は貨幣流通速度、取引速度とも相関。)商品が貨幣に対してたくさんあれば商品の値段が下がる(デフレ)し,貨幣が商品に対してたくさんあれば商品の値段が上がる(インフレ)するという理論です。この関係式は直感的にも分かりやすいです。
日本でも2013年から安倍首相の元実行されたアベノミクスでは2%のインフレを目標にこの理論をベースとして大規模な金融緩和が行われてきました。日本では結局全然インフレが進んでいないことからも分かるようにこの式のように単純にお金を発行したら100%インフレになるわけではないのですが,これだけ世界中で同時多発的に貨幣を発行したら世界的にはインフレになる可能性が高いと思われます。
インフレが進行した場合現金で持っていると価値が目減りする
もし今後長期的に見てインフレが進行した場合,資産を現金で持ち続けているとその価値が目減りします。長らくデフレだった日本ではあまりない発想ですが,世界的には緩やかなインフレの方が普通であり十分起こりうる現実です。たとえ,日本でインフレが起こらなかったとしても世界でインフレが起きれば日本は色々なものを世界から輸入しているのでその影響は免れません。
このインフレから逃れる方法は金などのインフレに強い資産を買うか,やはり株式投資です。今は世界中の株価が暴落していて株式投資している人=アホみたいな空気もありますが,こういうときこそ株式を仕込む大チャンスです。特に20代、30代の人はまだまだ長期投資できるのでスペシャルウルトラチャンスの到来といってもいいでしょう。
特に今回はコロナウイルスと言うある意味,原因が明確なので世界の優秀な科学者か大企業がワクチンの開発に成功すれば分かりやすく問題解決です。各論を言えばコロナのダメージはボディーブローのように長期的にも影響があるかもしれませんが,S&P500みたいな市場平均に投資していればそのリスクも低減できます。
私はより多くの配当金が欲しいのとまだ若いのでリスク多めでもいいと思っているため,個別銘柄を中心にこれからも買い進める予定です。
コロナのせいで報道は不安をあおる報道ばかりだし実際,日常生活にも影響が出ているような状況ですがこういう時こそ冷静に状況を判断して長期的に見て自分が得をするような行動をとるべきでしょう。
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