金融庁レポートは日本の現状をまとめてあり国民全員がよく読んで自分の頭で考えるべき

目先のどうこうではなく思考停止に陥らないことが大事

なにかと話題になっている金融庁のレポートですが、どうも老後2000万円足りないという部分がやたら取り上げられていて物事の本質が見えなくなっている気がします。

読んでみましたが、日本のマクロ的な状況や今後の予想が詳細なデータとともにまとめられており非常に有益なレポートでした。

話題になっているのはレポートのごく一部分の以下の部分です。月5.5万円足りないのでその部分は貯蓄で補う必要があるとのことです。

月5.5万円×12ヶ月×30年=1960万円なので2000万円足りないというわけです。

最近の報道では年金が支払われないのは詐欺だとか、国がレポートの受け入れを拒否しているのはけしからんみたいなことばっかりです。ただ、このレポートの大事な部分はレポートに記載されているマクロ的な日本の動向を直視し、それぞれがどう言った老後を送りたいから国民一人一人が考えるべきということであり、金融庁のレポートはそれを考える材料としては最適です。

今回の騒動はこれまで全然今度のことを考えてこなかった人達が金融について真面目に考えるいい機会だったと思うのですが、残念なことに私の周りにこの件について語っている人は未だに誰もいません。非常に残念なことです。

中身はガチの経済データの解説なので確かに興味はない人にはつまらないでしょう。せめて、何かのきっかけでこの記事にたどり着いた人にはせめて目次だけでも読んで欲しいです。目次だけでもなんとなく内容が分かると思います。金融庁の報告書は下記リンクから読めます。
金融庁報告書へのリンク

↓以下金融庁報告書の目次部分

1. 現状整理(高齢社会を取り巻く環境変化)
(1) 人口動態等
ア. 長寿化
イ. 単身世帯等の増加
ウ. 認知症の人の増加
(2) 収入・支出の状況
ア. 平均的収入・支出
イ. 就労状況
ウ. 退職金給付の状況
(3) 金融資産の保有状況
(4) 金融環境に対する意識
2. 基本的な視点及び考え方
(1) 長寿化に伴い、資産寿命を延ばすことが必要
(2) ライフスタイル等の多様化により個々人のニーズは様々
(3) 公的年金の受給に加えた生活水準を上げるための行動
(4) 認知・判断能力の低下は誰にでも起こりうる
3. 考えられる対応
(1) 個々人にとっての資産の形成・管理での心構え
(2) 金融サービスの在り方
(3) 環境整備
ア. 資産形成・資産承継制度の充実
イ. 金融リテラシーの向上
ウ. アドバイザーの充実
エ. 高齢顧客保護のあり方

再掲ですが,レポートは以下のリンクから読むことが出来ます。
金融庁報告書へのリンク

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