脱税による罰金で147億円の負債を背負ったファンビンビンが交際相手と破局か
中国の美人女優、ファンビンビンが交際相手で婚約まで行った恋人と破局したと報道されています。ファンビンビンは2018年，脱税容疑を共産党からかけられており消息不明となっていましたが8億8400万元（約147億円）の罰金を共産党に払うことでまた世に出られるようになりました。
破局した理由は不明ではありますが147億円の罰金と無関係ではないでしょう。
日本では脱税行為は完全に悪の行動という認識ですが，中国の感覚は日本人のそれとは少し違うそうです。なぜなら、中国では税金や罰金は適切に国民に還元されないで役人の懐に入ってしまうことがままあるためです。習近平国家主席は腐敗撲滅運動を掲げていますが，逆に撲滅運動をしなければならないほど腐敗が蔓延していることの証拠でもあります。
ファンビンビンは先天的心疾患の子供のチャリティー活動である「愛里的心」を2010年からしているので，役人の私利私欲のために使われるよりかはマシと考える世論もあり得ます。
147億円の罰金を科せられても笑顔で居られるのが本当の幸せか
彼女のインスタをフォローしていますが，支援活動（爱里的心）の活動風景や映画のスタッフとの写真が最近アップされ出しました。（脱税騒動の後はしばらく全然更新なかった）
女優なので演技かもしれませんがとても147億円も罰金を科せられている人とは思えないほど普通の笑顔で写っています。日本では老後に2000万円足りなくなるかもというだけでみんな不安になっているわけですが（不安になっているだけでマシとも言えるが）、147億円もの赤字でも平気な顔していられる方がきっと幸福度は高いと思われます。
彼女は大女優で次の映画もすでに決まっているそうです。なのでいくらでも再起可能と思われますが，少なくとも金銭面ではこれまで積み上げてきたものを失い（マイナスになり）恋人とも破局しているのにこの前向きさというのは非常に日本人は参考にすべき生きざまと思います。
中国は歴史上の偉人とされる人の中に少なからず，一度完膚なきまでに失敗してからその後大成する人とかがいて，そういったことを幼いころから学ぶためあまり失敗にくよくよしない国民性が培われているのではないかと思われます。（習近平も若いころは親の政治的な騒動に巻き込まれて下放されているし。）
少しでも失敗したらもう終わりみたいな風潮のある日本は中国からいくら失敗してもまた何度でも再起できる中国マインドを見習うべきだと思います。
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