情報収集の違いが世代間交流のギャップをどんどん押し広げる
昔からジェネレーションギャップというものは存在していましたがこれからは世代間のギャップというものはどんどん加速すると思います。以下それについてマクロ的な視点(データ)とミクロ的な視点(身近で感じること)で紹介したいと思います。
政党支持率の電話調査とネット調査の差
上記の画像はが調査した政党支持率について電話調査のデータとネット調査のデータを比較したものです。注目すべきところは電話調査とネット調査で結果が全然違うことです。電話調査は固定電話だと思われるので比較的高齢な人のデータを表しており,ネット調査は逆に比較的若い人のデータを表していると類推できます。
ネット調査では「支持政党なし」が過半数を占めるので,自民党や公明党の支持率も違いがありますが,圧倒的に電話調査とネット調査で異なるのは「立憲民主党」、「共産党」、「NHKから国民を守る党」です。立憲民主党はテレビを見ると桜を見る会などの野党の無駄遣いを指摘しまくっている党ですが実際政権を取ったところで何もできないのは2009年-2011年の民主党政権時代を思い出せば明らかです。支持している政党というのはある程度その人の考え方を反映していると思いますし特に立憲民主党や共産党はその主張の特異性(脱原発、憲法9条)などから顕著だと思います。それが電話調査(高齢者)とネット調査(若者)でここまで差がついているというのはかなり国民間で感覚の違いが生じていると思います。
身の回りでの世代間ギャップを感じること【テレビ・youtube】
なぜこのような違いが生じてしまったのかというと恐らく情報収集方法の違いだと思います。弊社には20歳くらいの若い社員もたくさんいるのですが,彼らはテレビをほとんど見ていないです。私が子供の頃は学校で,前日のテレビ番組の話をしたものですが彼らは「昨日youtubeでこんな動画を見た」とか「昨日TwitterのTLでこんなのが回ってきた」とかいう話をしています。比較的若い人がテレビの話をしているのはドラマがスポーツ以外では一切聞いたことがありません。20歳くらいの本当に若手だとドラマの話すらほとんど聞かないです。テレビを見ないからこそ立憲民主党や共産党の支持率にこんなに差が出ているんだと思います。
これからの日本は明るいかもしれない理由【常識に縛られない】
ニュースでは大企業の早期退職の募集や経済低迷の話題で持ちきりなので日本悲観論が蔓延しています。ジム・ロジャーズも東京オリンピック後日本はオワコン化すると言っています。私もそう思うのですが多分それって日本の旧来の価値観であるところの大企業に勤めて定年まで安泰に生活するというライフモデルがオワコンになるだけで日本人としてはそこまでオワコンにならないのではないかと思います。というのも今の若い人たちは本当にSNSを駆使して情報収集しており彼らのライフスタイルは今の我々の尺度では一概に測れないのではないかと思うからです。
たしかに安定や貯蓄額では現在の人たちよりも劣るかもしれませんが,今の若い人たちは無料,あるいは格安の優良サービスを使いこなして,時にはそれを仕事に結びつけて何か新しいシステムを構築するではないかと感じさせてくれます。今はヒカキンさんや一部のユーザーしか大きく儲けられていないyoutubeもゲーム実況をしたりコンビニの新商品を紹介したりするような誰でもできそうな動画でもそれなりの再生数を稼いでいる人もいるので好きなことをしつつ色々なところから収入を得て,一つ一つの依存度低めで生活するというのが今後トレンドになってきそうな予感がします。
どのようなトレンドが来るかは分かりませんがとりあえず令和の時代は昭和的な価値観が通用しなくなりそうなので彼らと仲良くしたいならマインドを柔軟にしておく必要があると感じました。
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