ひろゆき氏の【論破力】を読んだ感想②です。①はこちらからどうぞ。本を読んでからひろゆき氏が出演している映像をyoutbeでいくつか見ていたのですが本の中で語られているエピソードの複数は勝間和代さんとの以下の対談をもとにしているぽいです。
明らかにこの対談のエピソードが使われているのは少なくとも以下5点ありました。
【3：17】謝罪が観客の心を動かす
【3：56】はい・いいえで答えてください
【7：20】意見を言わずに事実を言う
【12：37】意見を言わずに事実を言う（2回目）
【15：00】かわいそうと思われたもの勝ち
議論には負けないが勝つことも難しいか
この勝間さんのひろゆきさんに対する態度というか姿勢がまんまうちの部署の頭固い上司にそっくりでびっくりしました。ひろゆきさんが論理的に返しているのにどんどん論点を変えて主張を展開してひろゆきさんがちょっと前の議論に戻ろうとすると「論点を変えるな」と文句を言います。勝間さんのことはよく知らないですが，この動画を見る限りではやばい人みたいですね。少なくとも論理的な思考が得意ではないタイプのようです。おそらくこのタイプの人間というのは自分の中に結論（正しいかはともかく）があって，相手をそれに従わせるために議論している気がします。本来議論というのはお互い知らない情報をすりあわせて総合的に論じあうことで1人では気づけなかったより正しいと思われる結論を導き出す作業だと思っていますが，それが根本的に違うみたいですね。対談（というかなぞにひろゆき氏が怒られている動画）ではひろゆき氏は負けてはいないし視聴者からしたらひろゆき氏の意見のほうが正しそうだという印象を受けると思われますが，これが仕事で最終承認者が勝間さんだった場合多分ひろゆきさんは承認を受けられたかどうか微妙なところだと思います。実際，私が欲しているのは勝間さんみたいな人から承認を得る技術なのでこの本は役に立つ点たくさんありますが，社畜用に自分なりにカスタマイズする必要がありそうです。
一方で他のひろゆき氏が出演している動画にこの動画の後日談を語ったものがあったのですが，こんなほとんどけんかみたいなやり取りをしていても勝間さんとひろゆき氏は今でも良好な関係だそうです。仕事現場であったとしても普通に挨拶や会話をするそうです。私なんかこんな感じで敵意むき出しで来られたらもうその人とは関わりたくないと思ってしまうと思いますが，ひろゆき氏はすごいですね。本当の論破力というのはメンタルの強さなのかもしれません。
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