PayPayで早速不祥事祭り
100億円あげちゃうキャンペーンで話題になったPayPayですが早速不正利用が横行しているそうです。PayPayを使っていないにもかかわらずPayPay由来で決済されてしまったと被害を訴える人が続出したというものです。PayPayはカード番号とセキュリティコードさえ分かれば本人でなくてもクレジットカードを登録できるのでそこを突かれた手口です。3万円以上の決済の場合本人確認書類を見せることになっていますが、私が以前パソコンを購入した際は特に提示を求められることもなく、さらに本人確認書類を見せたところでペイペイアプリ側では本人の情報を確認するところがないので意味がありません。今回の問題はペイペイを使用していない人でも被害者になりうるということでかなり悪質な問題かと思われます。
どうやってクレジットカード番号を入手したか
PayPayではアプリをダウンロードした後にクレジットカードの番号とセキュリティコード、有効期限を入力することでクレジットカードを登録することができます。クレジットカードの番号は何度入力間違いしてもロックがかかることがないので、犯人は何度も入力して有効なクレジットカードに当たるまで入力したのではないか?と報道されていました。そうであれば誰にでも被害に遭う可能性があります。果たしてそうなのでしょうか?
クレジットカードには12桁の番号と3桁のセキュリティコード、有効期限が設定されています。12桁の番号は10の12乗で1,000,000,000,000通りあります。3桁のセキュリティコードは10の3乗で1,000通りあります。有効期限は2年間とすると12×2で24通りです。ですので、たまたま有効なクレジットカードに当たるのは24,000,000,000,000,000分の1です。0が16個です。2.4京分の1です。一方で日本で流通しているクレジットカードの枚数は約3億枚だそうですので3億をかけると7.2億分の1で当たりのクレジットカードを引き当てることができる計算になります。こんなのいくら何度間違えてもロックかからないとはいえ手打ちではもちろんのこと自動入力プログラムを組んでもきついんじゃないの?と思います。例え1秒に1回入力できたとしても7.2億秒、約20年もかかります。そのため、今回被害にあった人はなんらかの方法でクレジットカード番号を盗み取られていてそれを利用されたという方が正しそうです。PayPayに怒る前にスキミングされてる可能性が高いのでカードの解約をすべきです。むしろスキミングされてることが分かったのでPayPayに感謝すべきかと思います。(勝手に使われた分はカード会社の保証で賄われるそうですし。)
日本で電子マネーが普及しない理由
日本では電子マネーがなかなか普及しないというが問題になっています。なんで普及しないのかといったらセキュリティの面でメリットよりもデメリットの方が大きいと多くの人が思っているからだと思います。例えば、中国では屋台でも電子マネーが使えるそうですが、その背景には偽札の問題があります。日本のお金は偽札防止の最先技術が搭載されているので偽札関連のニュースはほとんど聞かないですが、中国では偽札が横行しているし管理も悪いのでぼろぼろのお札が普通に流通していたりします。中国に旅行に行った際に最高額紙幣の100元札を出したら,ほとんど必ず透かしをチェックされました。それだけ偽札が横行しているということです。
今回のペイペイのニュースや顧客情報の漏洩のニュースによって電子マネーの危険性が印象付けられて人々の電子マネーへの恐怖心が高まるのでしょう。例えPayPayを使って買い物してもポイント付与率は0.5%しかないので、例え年間100万円 PayPayで買い物したとしても5000円しかもらえません。不正利用のリスクを考えると使わないという選択は全然普通だと思います。使用できるお店も限られられるので使い勝手も悪いです。電子マネーではないですが、使い勝手やポイントの貯まりやすさを考えると楽天カードがあれば十分ですね。スキミングなどの被害にあっていないかどうかは月に一回使用履歴を確認すれば済みますし。
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