私の好きな日本の守りたい原風景

なんとも昭和な感じの町が大好き

自宅から1時間ほどのところに,全国的にも結構有名な温泉地がある。私はそこの雰囲気が好きです。連休最終日,特に用事もなかったので,なんとなくふらっと行ってみたところ改めてその良さに気づきました。なんとも言えないこのさびれた感じがとても心に染みます。

どこがいいかというと,ほとんどが個人商店で,何の統一感もない。チェーン店はチェーン店で値段も味も画一化されていて安心感があるけれども,個人商店は個人商店で味があっていいと思います。みんなが同じようなアイフォンをもって,SNSで同じような自撮り写真をUPする。それを否定するわけではないけれどもどうも世の中そんな画一的なことで溢れてしまうのはどうも疲れるような気がします。

これまでこの温泉地には自宅から近すぎるということもあってそこまで注目していなかったけれども今回改めてその良さを感じました。このような日本の風景はいつまでも残っていてほしいと切に願います。

営業しているかは知らないが3丁目の夕日的な質屋もある

押し寄せる過疎化の波が心配

連休最終日の夕方に行ったせいもありますが,まあとにかく人がいない。それなりに名の知れた観光地にもかかわらずです。先ほどの商店街の写真はあえて人のいない時に撮影した訳ではなく,ずっとこんな感じです。たまに人がいたとしてもかなり高齢の人,もしくはちらほらといる観光客のどちらかです。人がいなければ当然廃れてしまうわけで,結構まじで心配です。このままアイフォンとインスタに支配された日本にだけはならないで欲しいと思います。今回改めてこの街に魅了されたので将来移住しようかと本気で検討しています。
(今住んでいるところから近いのでその気になればすぐにでも移住できますが。)

2018年に生まれた子供の数は92万人余りと過去最低をまた更新しました。この20年間常に減少傾向であり,日本は急速に少子高齢化しています。年金の破綻については投資などで賄えばいいですが,この町がなくなってしまうかもしれないというのは嫌です。とはいえ,国が少子高齢化についてなんの対策も講じていない以上ただ座して少子高齢化の波に飲み込まれてしまうしかないのかもしれません。

過疎化問題に対する回答

とはいえまだ希望はあります。高齢者や旅行者とは別に,町に結構いたのが外国人です。観光客もそうですが,実際に住んでいると思しき人も結構たくさんいました。近くには大学もあるので留学生もしくは卒業後にそのまま日本に就職した社会人だと思われます。

外国人が多いということもあってこんなローカルの町ですが,ちゃんと外国人のことを考えた対応をしています。なんの変哲もない普通の居酒屋でも英・中・韓が対応できる旨表示されている店もありました。各種カードやキャッシュレス決済も可能のようです。中国でよく使われている銀聯カードがないのが残念なところですが,このような表示があれば外国人も利用しやすいでしょう。数は少ないですが,インターナショナルバーみたいなのもありました。

少子高齢化ということもありこの町から日本人の若者はどんどん減っていくでしょう。若いうちはもっと都会に憧れるのが常です。とはいえ,戻りたくなった時にこんな素敵な故郷があるというのは羨ましい限りです。いなくなってしまった若者の分を外国人で充当できれば町が消滅するということはなく,伝統的な日本と外国の文化が融合した新しい街へと進化するでしょう。実際,少しずつですが,進化しつつあると思います。純然たる日本の文化としての街並みは一部なくなってしまうかもしれませんがこれはこれでとても面白いことになりそうな気がします。今後のこの町がどう発展していくか楽しみに見守っていきたいと思います。

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