セミリタイアの課題【出口戦略】

セミリタイアブログの区分

ブログをやっているとついつい他の人のブログが気になります。特に「株式投資+セミリタイア」系のブログは色々参考にする面も多くよく閲覧します。一口にセミリタイアといっても「セミリタイアを達成した人」、「まだ未達だがほぼ達成見込みの人」、「まだまだ努力途中の人」と様々な人がいます。ただ中身を見てみると大きく2種類に分かれるように思います。

この記事少し長くなって結論が見えにくくなってしまったので先に結論を書くと,多くの人にとってセミリタイアというのはあくまで幸せになるための手段であって目的ではない。その後の生活について今からよく考えておいた方がよいという内容です。

とにかくセミリタイアしたいタイプ

このタイプの人はとにかく働きたくない。自分の好きなことをしたいというタイプです。その目標のためにはどんな労力も厭わず、極限まで節制した生活を送って,セミリタイア資金がたまったら速攻で会社を辞めるタイプです。むしろ十分な貯蓄がない状態でセミリタイア生活に入っている人もいます。極限までの節制をしていますが、セミリタイア生活が崇高な目標のためあまり苦ではではなさそうでむしろゲーム感覚で楽しんでいることが文面からは伺えます。

極力ものを持たない、結婚しない、当然子供もなし、外食しないと言った生活スタイルを貫くタイプです。一見すると楽しくなさそうですが、このタイプの人はセミリタイアを達成した後は自分の好きなこと(ゲーム、釣り、旅行等)をして楽しく過ごしており本人の幸福度はとても高そうです。また、セミリタイアしたことに後悔の念は一切なく、セミリタイアを志したころの記事とセミリタイアを達成した時の記事でセミリタイアに対する思いは微塵も揺らいでいません。

セミリタイアはあくまで通過点タイプ

もう一つのタイプはセミリタイアというのはあくまで幸せに暮らす手段の一つであり、場合によっては極限までの節制はしない(結婚、趣味、子育て〕タイプです。こちらのタイプの方はセミリタイアの条件がきちんと整うまではセミリタイアせず、むしろ条件が整ってもセミリタイアしてない人もいます。セミリタイアを志した時の記事よりもセミリタイア達成時の記事でセミリタイアに対する思いは低くなっています。

じゃあ後者の人たちが当初立てた「セミリタイアしたい」という気持ちが嘘なのかというと,ブログ記事を丹念に読むと決して嘘ではないことが分かります。セミリタイアできる状態になったことで人生の選択肢が広がり前より仕事に対する不満が減ったためセミリタイアに対する必須度が減少しているということが、記事からはうかがえます。このタイプの人は先ほどのタイプと異なり、働くこと自体は嫌ではなく、日本の会社の硬直した制度や全体主義的な雰囲気が嫌なだけという人が多いように思います。このタイプの人はセミリタイアした後も社畜のしがらみがない条件(フリーランス、バイト、投資伝道師)などで働いている場合が多いです。(もしくは働く予定)

セミリタイアの出口戦略

長々と書きましたがここまでが前置きです。何が言いたいかというと、上記の2つのタイプの人は一見、同じセミリタイアを目指している人ですが中身は全然違います。前者は会社を辞めて一人で自由に過ごす(ゲーム、釣り)ことが最終目標です。セミリタイア資金を貯めて、会社をやめたらゴールです。その後はなにかする必要は全くなく、ゲームや釣りに興じていれば良いです。ある意味究極の完成した人生を手に入れた人です。

一方で後者の場合、セミリタイアできたとしても一人でゲームや釣りをしている人生はそれはそれで不満が残る可能性が高い。社畜で働き続けるよりはよっぽどマシでしょうが,自由な時間を持て余すと思われます。
私についても以前の記事「【社畜脳】休日も落ち着かない」で述べましたが,休日に予定がないとなんかそわそわします。多分に社畜生活に飼いならされている影響もあるでしょうが、少なくとも私はなんらかの社会活動は継続したい派です。まだまだセミリタイアするにはほど遠い資産額ですが,今から出口戦略について考えておくのは有益だと思っています。

これまでを振り返ると配当金の皮算用や銘柄分析には時間をかけてきたように思います。配当金の計算や銘柄分析に時間をかけてきた理由は単純にそれが楽しいからです。面倒くさいならETFを買えばいいんですからね。
一方、出口戦略にはあまり時間を割いていない気がします。改めて考えてみるとなかなか難しい問題です。おそらく自分の気持ちはどんどん変わると思うので、やりがい、お金、自由な時間という観点でいくつか候補を見つけていきその時々で選択していけばいいのかなと思っています。

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