目標が達成できない人はif-thenプランニングを試そう。私も無意識にやっていた目標達成のためのコツとは。

2020年になりました。2019年は元号も変わり，今年は東京オリンピックも開催されるので何か新しいことにチャレンジしてみたいという人も多いと思われます。

英語を勉強してTOEICの点数を挙げたい
副業を始めて不労所得で稼ぎたい
ダイエットをして健康な体を入手したい

人によってチャレンジしてみたいことは別々でしょうが，大事なのは目標を達成するまで行動し続けられるかどうかです。

そんな中注目を浴びているのは，コロンビア・ビジネススクールのモチベーション・サイエンス・センター副所長を務める，Heidi Grant教授が提唱するif-thenプランニングという手法です。

if-thenプランニングとは「もし〇〇をしたら△△をする」とあらかじめ決めておくことです。例えば，以下のようなものがif-thenプランニングです。

トイレに入ったら英語の単語帳を開こう
平日の23時から24時の間はブログを書く
金曜日は6時に退社して，ジムで体を動かそう

こうやってあらかじめ行動するための条件を決定しておくことで，人間の先送りしてします怠け癖を解消しようという手法です。if-thenプランニングをすることで，課題への取り組みの達成率が2.3倍、運動習慣の確立が2.5倍に向上したそうです。

確かに，行動の前提条件を決めておくことで，「今日は疲れたから明日やろう」とか，「今日やらなくても問題ないからいいや」といった，人間なら誰でも持ちうるような怠惰な感情を消すことが出来ます。

私は最近このif-thenプランニングについて知ったのですが，実は無意識のうちにif-thenプランニングをしていることがあって，それはブログの執筆です。私は平日のお昼休みにブログを書くようにしています。携帯で書いて，パソコンに転送して夜清書しています。

if-thenプランニングを意識していたわけではないのですが，結果として「昼休みはブログを書く」というif-thenプランニングを知らず知らずのうちに実行していたことになります。このブログは2018年の7月末より始めており，今日で1年5カ月くらいが経過しています。これまでに書いた記事は，470記事となっており，大体1日1記事くらいのペースで継続できていることになります。完全に無意識ですが，if-thenプランニングの効果を身をもって実践していたわけです。

新年の抱負として，心機一転と挙げている人が多いことから，新しいことにチャレンジしてみたいという人が多いと思われます。闇雲に目標に向かって努力するのではなく，if-thenプランニングうまく活用して行動してみると成果が出やすいかもしれません。