正直早く不景気になってほしい

いざなぎ景気越えとか言ってるけどサラリーマンには関係ない

景気拡大期がいざなぎ景気を越えたとか報道されていますが,一般庶民の生活は全然豊かにはなっていません。確かにアルバイトの時給はこの5年で上がったり有効求人倍率も戦後最高レベルにまで上昇していることから地味によくなっているのですが,ニュースで大々的に報道しているのを見るとなんか自分だけ取り残されているのではないかと感じている人も少なくないのではないでしょうか?
株式投資をしている私ですらそう思うのですから,投資していない人はそのようにもっと思うのではないでしょうか。

正社員の給料はたいして増えない

リクルートジョブズによると三大都市圏のアルバイトの時給はここ数年で100円上がったそうです。とはいえ一か月40時間働いても16,000円しか増えないので決して少ない額ではないですがものすごい景気の恩恵を受けていると感じられるほどの水準ではないと思います。一方,正社員はもっと変わっていなくて,「平成30年 賃金引上げ等の実態に関する調査」によると,1人当たりの平均賃金の改定額は5,675円だったそうです。前年度は5,627円でたったの2%、48円しか変わっていません。これでは景気回復を実感するどころか給料が伸びていること自体気付かないレベルです。こういうデータを見ると「一部の大企業だけが賃金が伸びていて大多数の中小企業の賃金が伸びていない企業が平均を押し下げているだけだ」という左翼的な発言をしている政治家も見かけますが,従業員別に見た賃金上昇率は「従業員5000人以上」の会社で2.2%、「従業員1000人~4999人」の会社で1.9%、「従業員300人~999人」の会社で1.9%、「100人~299人」の会社で1.9%となっており,会社の規模でたいして変わりはないことが分かります。弊社も「従業員5000人以上」の会社に該当するのですが,定期昇給以外のベースアップというものは全くありませんでした。業績は良かったのでボーナスは多少上がりましたが所詮は一時の現象でありまた景気が悪くなったらもとの水準にすぐ戻るでしょう。一方で,仕事量ややりづらさ、失敗できないプレッシャーというのは年々増加していると思っており,給料増えないんだったらいっそのこと不景気になってしまえばいいのにとすら思います。

もう一度高度経済成長みたいな感じになることはない

さて,ニュースを見ていると高度経済成長期の動画が合わせて流されることも多く,今の体感できない景気拡大になんかプレッシャーを感じます。なんか自分だけ取り残されているような感じとそれは頑張りが足りないからなのではないかという謎の焦燥感。しかし当時は敗戦により極度の貧困状態にあったこととアメリカがアジアの資本主義のショーケースにする目的で極度の円安で固定していたことによるものです。大いなる外部要因により初期値の低さ、伸び率の高さを実現できたことに過ぎない。実際,平成の30年間で日本のトップ企業の時価総額が上昇していないことを考えると今後も今のような感じでぬらぬら進んでいくことでしょう。つまり,給料上昇に期待して頑張って働くことは報われない可能性が高い。もちろん,頑張って働きたい人は結構なことですが,その見返りとして給料の大幅なアップを期待する場合裏切られてしまう可能性が高いと思います。それならば現在の自分の仕事できるだけ楽にできるように一部の作業をPCで自動化してみたり日本社会独特の文化である根回し文化で楽できるようキーパーソンとの関係性を強めてみたり,同じ仕事をするために必要な労力を削減する方向に向かったほうがコスパがよさそうです。

しかし,もう急激な成長は望めないとはいえ,一部の最先端技術は着実に伸びています。例えばネット広告の世界はこの5年で倍に成長しています。急激な成長の背景にはターゲティング広告というスマホやそのアプリが記録する位置情報から,通勤経路や余暇行動パターンを解析して検索履歴と組み合わせることで,「性別」、「年齢」、「趣味」といった個人を推測して適切な広告を打ち出すシステムの技術革新によるものがあるそうです。こういった先進技術はほとんどの一般庶民には関係ありませんが,ブログ運営をして広告を貼ることなどで直接的に恩恵を受けることができます。また,米国株は過去200年間一貫して伸びており,たとえ少額でも長期に保有することで大きなリターンを望むことが期待できます。今は良質な情報がネットで簡単に手に入る時代なので,そういった良質な情報をえり分けるリテラシーを身に着ける努力をするとともに,実際に行動に移すことが今度ますます重要になっていくでしょう。

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