空気が支配する社会では無駄なコンプライアンスばかり重視されて発展しない
雨上がり決死隊の宮迫氏が闇営業を通じて反社会的勢力から金銭を授受していたという件を見ていてやはり日本という国は法律というよりは空気が支配しているんだなと思いました。
芸能人で影響力があるとはいえ逮捕されたわけでもないのに連日連夜マスコミで取り上げられて2時間以上の会見をしなきゃいけないなんてめちゃかわいそうです。
自分ならそんな苦行に耐えなければいけないくらいなら100回でも辞めてやりますが,それでも吉本に対する自分の気持ちを述べていて,そこまで自分の所属する組織を愛している宮迫さんを正直羨ましく思いました。
彼らは逮捕されたわけでもなければ今のところ犯罪を犯したわけでもありません。(一応,犯罪者と知っていてギャラを受け取った場合盗品等有償譲受罪に該当する可能性はあるらしい。)彼らが犯した罪は刑法ではなく『世間を騒がせた罪』です。
日本では不倫したり自動車事故を起こしたりしただけで,なぜか世間の人全般を巻き込んで悪いことをしたことになります。もちろん,直接迷惑をかけた人には相応の対応をしなければいけませんが,何ら因果関係もないテレビの視聴者に対して会見までしなければいけない理由が理解できません。
仮に世間を騒がせるのが罪でみんなの迷惑なのだとしたら対応としてはマスコミが報道しなければいいだけです。マスコミが報道せず,関係者だけで刑法・民法に則って処理すれば世間を騒がせることもないでしょう。日本は法治国家なので犯罪者は野放しにならずきちんと処罰されます。簡単な対処法です。
それをしないというのは世間を騒がせるというのはなんら迷惑行為ではなくむしろ世間が望んでいる行為だと言えます。
世間の監視社会から逃れる方法
宮迫氏と比べるとはるかに低いレベルですが,私も公私共に世間的な空気の影響で足を引っ張られると感じることがあります。(誰でも多かれ少なかれあると思います。)やった行為自体というより,誰がどのような雰囲気でやったのかを重視して裁かれたり,文句を言われたりする感じです。世間一般的には「社会の常識」「社会人のつらさ」のように美化してこの空気社会を表すこともありますが,私はこんなの社会の公害としか思えません。人の足を引っ張ってその人が上に行けるならまだプラマイ0で許せますが,足を引っ張ってくる本人すら何の得にもなっていないならプラマイマイナスです。そして大体後者であることが多いと思います。プラスマイナスマイナスなら社会的な損失でしかありません。
こういった世間の目から抜け出すのは簡単でマスコミからいくら叩かれようと関係ないプラットフォームに行けばOKです。例えば売れているお笑い芸人ならyoutubeで発信すれば余裕でお金を稼げるでしょう。会見を見た感じでは宮迫氏は吉本でお笑いをすること自体が好きなようですが,もし彼が本気でyoutuberになったら現在のギャラは軽く超えるでしょう。
後,メンタリストのDAIGOさんも自身のyoutubeで問題提起していましたが,この場合反社会勢力のパーティーに会場となっていたホテルは何の問題もないんですかね?
ホテルなのでそれなりに大企業で社会的責任は宮迫氏と同等かそれ以上だと思うのですが。。。叩きやすいから宮迫氏を叩いているとしか思えません。なんかこんなことばっかりしているから日本はいつまでたってもダメなんだなと思ったという愚痴でした。
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