【海外投資家がこぞって売り越し】ついに日本株はオワコンか

2018年に日本株を買っているのは日銀と日本企業だけ

東京証券取引所が4月に発表した投資部門別売買動向によると,2018年に海外投資家が売り越した日本株は5兆6300億円となりました。これは31年ぶりの高水準です。31年前と言えばまさにバブル崩壊の時で今まさに日本株のバブルは弾けようとしている可能性があります。

私もJTや日本ヘルスケア投資法人や楽天などの株を保有しているので無意味に日本株をディスりたくないのですが,さすがにもうオワコン感が半端ないです。

海外投資家が売り越しているにもかかわらず日経平均などの各種指標はそこまで悪化していないのは日銀がその分ETF購入しているためです。下記グラフのように,海外投資家や個人投資家が売っている分を日銀や企業の自社株買いで吸収している形です。
企業の自社株買いはともかくとして,日銀のETF買いは異常事態だし,買った株をどうするのか日銀からの明確な説明はないままです。

今後世界経済自体が失速する可能性が高いので日本株はますます海外投資家からは見向きもされなくなるでしょう。とりあえずキャピタルゲイン目当てで日本株を保有している人は早いところ店じまいしたほうがいいと思われます。日銀の介入の効果がいつまで続くかも分かりません。

日本の悪い特徴はゆがみを放置すること

日本は安全だし食べ物はおいしいしいい点はたくさんありますが,悪いところの一つとしてゆがみを放置するというのがあると思います。歴史をひも解くと太平洋戦争の時は開戦前からアメリカに勝てないことは上層部は分かっており,短期決戦で有利に平和条約を結ぶというのがそもそもの作戦でした。しかし,当初の目論見ははずれ泥沼の戦争へと突入していきます。
そんなに大きな例ではなくても例えば会社のプロジェクトで当初計画した際の前提条件かから大きくはずれているにもかかわらずなんやかんや続いているプロジェクトがたくさんあります。思い切ってやめてしまえば他のもっと有望なプロジェクトに人材や資金を投じることができます。
日銀のETF買いも,日本の景気をどうにかしたいという気は分かりますが,どうしても無理があるし逆に日本人の財産を毀損している行為にしか思えません。海外投資家が売り越しているということは比較的高値でETFを引き取っているということだからです。

とはいえ一個人に日銀の政策を変える権限は当然ないので,日本株はアセットロケーションのためとか値下がりが少ないリートを買うとか限定的に取引するのがよいでしょう。

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