統計上は日本人の半分は日本株に投資している。みんなで高値つかみにならなければよいが。
東京証券取引所によると, 上場企業に投資している個人株主の数が2018年度過去最高を記録したそうです。5年連続の増加で,昨年より343万人余り増え,5,473万人だそうです。ここまで増加した背景には,NISA制度の普及、ソフトバンクやメルカリなどの新規上場、老後2000万円足りなくなる問題などがあるそうです。
日本でも株式投資が一般になることはいいことです。私の周りでも日本株に投資している人はちらほら見受けられて株をやっているというだけでは白い目で見られなくなりました。
5,473万人というとほぼ人口の半分です。体感的にはそんなに株式投資をやっている人多くない気がしますが数字は数字です。
しかし,残念なことに海外株をやっていると言うと同じ株投資仲間である人たちからすら懐疑的な目を向けられます。
確かに報道を見るとトランプがいつもどこかの国と喧嘩しているし海外は情報も入ってきづらいので心配になる気持ちはわかるのですが,私としては日本株を持っている方がよっぽど心配になります。
株で儲ける方法は基本的に2つで,値上がり益(キャピタルゲイン)と配当金(インカムゲイン)です。私の周りで日本株をやっている人の100%はインカムゲイン狙いであり,ポラリティの高い日本株は(うまくいくかどうかはさておき)適していると言えます。
日経平均株価も2万円台を維持できていますが、その中身を見てみると日銀が28兆円保有していたり,日本年金機構が40兆円も保有していたりします。日本銀行はすでに日東電工やオムロンなどの株式の10%以上を保有しており筆頭株主となっている見込みです。すでに日銀は上場企業の50%で大株主となっています。
これだけの資金が投じられているにもかかわらず株価が大して伸びていないのは単純に投資家から期待されていないからだと思われます。事実海外投資家は日本株から撤退の傾向にあります。というわけで、今後日本株でキャピタルゲイン狙うのは困難な状況になる可能性があります。
また,配当金(インカムゲイン)についても日本企業の場合容易に減配したり,増配率を下げたりするのであまり安心材料にはなり得ません。最悪シナリオとしては株価が今後大きく低迷し配当金も減額、長期に塩漬けとなるパターンです。(JTがそうならないことを切に願います。)
一方で米国株はダウやS&P500が史上最高値を更新し続けており,また配当金も何十年も連続増配している企業がたくさんあるのでキャピタルゲイン、インカムゲイン共に狙えます。
日本株とアメリカ株は調子がいい時は相関関係があるので日本株に投資していい状況ならアメリカ株はもっとよくなるでしょう。
↓ついでにブログ村のバナーもクリックいただけるともっとモチベーションアップにつながります^^
にほんブログ村