高配当銘柄の代名詞アルトリアグループ
アルトリアグループは言わずと知れたアメリカの高配当たばこメーカーです。2008年にフィリップモリスから分離し,それ以来9年間ずっと増配しています。シーゲル先生の「株式投資の未来」でも高リターン銘柄として紹介されています。同書によれば1957年にアルトリアグループ(当時はフィリップモリス)に1000ドル投資した場合2003年には460万ドルになるそうです。(配当再投資した場合),同じ額を同じ期間S&P500に投資した場合は12万5000ドルになるそうですので実に37倍の差です。
過去の実績はあくまで過去であり,未来をなんら保証するわけでないですが,夢はひろがります。
アルトリアグループ【MO】の株価の推移
ここ1年間のMOの株価の推移です。ずっと欲しいと思っていたのですが,株価が右肩上がり過ぎて手を出せずにいました。(お金がなかったというのもありますが)ここ2か月株価が50ドル後半~60ドル台で推移していたこともあり購入しました。1株61.3ドルで60株購入しましたので,約40万円分になります。
MOの配当金と増配率の推移
アルトリアグループはフィリップモリスから分離してもずっと増配しています。特に2018年は2回の増配でなおかつ増配額もでかい!
増配発表の日はTwitterがアルトリアグループの話題で持ちきりでした。今回の買い付け額で言うと配当利回り3.7%(税引き後)です。(2018年3Qの4半期配当金ベース)運用目標として配当利回り4%としていますが,同社は連続増配銘柄のためすぐに4%超えるでしょう。
今回の増配率は異常だとしても,大体毎年8%くらいは増配しているので,来年には配当利回り4%くらいになりりそうです。連続増配の効果恐るべしです。
10月の配当金はもらえるのか
もっと早くに買うつもりだったのですが,ついうっかりして権利落ち日ギリギリでの購入です。SBIのHPによると外国株式の配当金を得るには
≪各銘柄の「現地配当・権利落ち日」の現地前営業日までに買付いただき、その日の取引終了時点で保有していた場合、権利を得ることができます。≫とのこと。
MOの権利落ち日は9/13日のため一応現時点で保有できているのでセーフです。
あぶねー
MOは4半期配当なのと私の買い付け額がしょぼいので一回の配当金は4000円弱程度なのですが,数日のタイミングの違いでもらえなくなるのは悔しいのでよかったです。
禁煙するのはギャンブルをやめるのくらい難しい
ファイザーの調査によると2009年にアメリカで禁煙に挑戦した人で成功したのはたったの6.2%だったそうです。しかも1年後に再調査した際に禁煙していた人の割合が6.2%なのでその後また吸い始めた人もいるでしょうから実質の数字はもっと少ないでしょう。
たばこに依存性があるのはドーパミンのせいです。ニコチンが脳のニコチン受容体に結合した際に快楽物質ドーパミンがどばどば出て依存していくそうです。
ギャンブル依存症も同じプロセスです。大当たりが出たとき,お金が儲かった時ドーパミンがどばどばでてそれが気持ちよくてやめられないそうです。
私は非喫煙者ですが,吸わない理由の一つに「もし吸ったら依存する自信があるから」というのがあります。生涯一本も吸ったことないですがそれは一本でも吸ったらきっと依存すると思っているからです。一生涯1本20円以上もするものを買い続けなければならない恐怖から一切吸っていないし吸うつもりもありません。まわりが吸っているのはたばこ会社の利益になるから大歓迎です。
英国のブリティッシュアメリカンタバコに投資した際の記事です