会社での人間関係はやはり限定的だと思った
最近比較的真面目な記事ばっかりで会社の愚痴が少ないので,久しぶりに会社の愚痴の話題です。愚痴の話だけではなんなので,会社でトラブルが発生した時にできるだけ低リスクに回避できる方法についても併せて紹介しようと思います。
会社でトラブルが発生。対応よりもイラっとしたこと。
先日仕事で数年に1度起こるかというようなトラブルがありました。発生しただけで数千万円の損失,その後の対応を間違えると億レベルの損失もあり得るようなトラブルです。
とりあえず,課長と私を含めた何人かの担当にすぐに招集がかかりました。招集された時は別の会議中でしたので,現場へ移動する必要があります。課長がすぐ出て行って,(その時はすぐに現場に行ったのだと思った。)私は対応について事前にデータの整理をしてから行きました。というのも先述の通り,トラブルの対応を間違えると損失が膨らむからです。あせってもやみくもに動かないというのは投資を通じて学んだことかもしれません。
そんなこんなで現場に行ったのですが,なぜか課長がいない!先に着いていた同僚に話を聞いても見かけてすらいないとのこと。課長まさかの敵前逃亡です笑。何度思ったか分からないですが,さすがにどんな会社やねんと思いました。トラブルの時に管理職が逃げるような会社はさすがに未来ないですね。
トラブル対応時のタイプ別と日本企業で上げ足を取られない方法
トラブル時って何故か損な役回りをさせられる人っていますよね。もう慣れましたが,残念ながら私がそうです。そして,こういう時って以下の3つのケースに社員が分かれると思います。
①そもそも何らかしらの理由で逃げる人
②現場にはいるけど,意味のないことに逃げてやり過ごす人
③現実的な対応策について立案させられ,万が一間違っていたら訴追される人
①は今回の課長のような人です。さらに言うともっと上のクラスの人が何人かいるのですが,彼らも一切現場には現れませんでした。①の人は論外ですね。自己保身の塊みたいな人です。
②は中堅社員にありがちで,トラブル対応に参加したというアリバイ作りはしたいけど変な対応をして後で怒られることを回避したいだけの人です。
そして,残念ながら私は③の役回りになることが多いです。言い訳をすると別に③が嫌なわけではないです。給料をもらっている以上,それに見合った働きをすべきです。腹が立つのは結果的に判断が間違っていた場合,後出しじゃんけんでめちゃくちゃに批判されることです。文句があるなら堂々と現場にやってきてその時言えばいいじゃないですか。いっそのことクビにしてもらったほうがよっぽどマシなくらい徹底的にやられます。それが,③の人からだったらいいのですが,大抵③の人は同情してくれて①や②の何もしていない人から批判をされるのが腹が立ちます。
日本企業でトラブル発生した時に余計なリスクを抱えない方法
さて,「③現実的な対応策について立案し,万が一間違っていたら訴追される人」歴の長い私ですが,長くやっている分対応方法についてある程度は知見があります。これは恐らく全ての日系企業に共通すると思いますが,「前例があることをやる」ということです。
日本企業ではなんでだか分からないですが,「前例があってその通りにした」と言うだけでほとんどの人が黙ります。前例があることしかしなければ,どう考えてもジリ貧にしかならないと思うのですが,どの場面でも使うことができる魔法のワードです。
今回のトラブルの時もこの方法を使いました。今回のトラブルと似た事象が,5年前にも発生していました。というわけで,その当時の記録を漁ってその際の方法に準じてやれば前例通りなのでOKです。とても単純な方法ですが,トラブルが発生するとみんなパニックになるので,5年前に同様のことが起きていたということ自体記憶からなくなっています。これは,人事異動でそもそも人が変わっているということもありますが,大抵の人は5年前のことなんか記憶にありません。(私としては非常に驚愕なことですが)
というわけで,何か判断に困ったら「過去の事例で似た事例を探す」と仕事がスムーズに行くことが多いです。これは何もトラブル対応だけではなくいつでも使えることなので,さっさと仕事を終わらせて帰りたい派の私は多用します。
今回のトラブルを通じて分かったのは,やっぱり会社の人間というのはあまり深入りしたら危険だなということです。今回敵前逃亡した課長は普段非常に優しく,怒ったことを見たことがありません。ただ,自分の身を挺して部下を守るということはしないということが,今回の件から分かります。というか何かあったら平気で見捨てる人なんだろうと思われます。人間誰しも完ぺきではないのでそのこと自体はいいのですが,会社というある意味非定常の空間の人間関係はある程度の距離感を持って然るべきだと思いました。
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