【パチンコ以下】年末ジャンボ宝くじは当たらないし,当たっても不幸になります

10億円が当たる年末ジャンボ宝くじは,公園の遊具に寄付するようなものです

2019年も早いもので,あと一か月になりました。この季節,テレビでは毎年年末ジャンボ宝くじのCMをよく見かけます。

年末ジャンボ宝くじは,1等賞金が7億円、前後賞が各1億5,000万円で,1等・前後賞合わせると10億円もの大金が当たるたる可能性があるくじになります。この季節,私のまわりでもよく宝くじの話題が出てきます。趣味程度で楽しむくらいならいいですが,中には累計で100万円もかけている人もいてさすがにどうかと思います。というのも宝くじはそもそも当たらないし,当たったとしても金融リテラシーがないと不幸になる可能性が高いからです。

宝くじの当たる可能性,還元率はパチンコの半分程度

まず,よく言われている話として宝くじの当たる可能性は限りなく低いです。年末ジャンボ宝くじで1等が当たる可能性は1000万分の1です。あまりに確率が低すぎてイメージできないのでネットで調べると色々な例えが出てきます。

東京ドーム2.25個分に敷き詰められた宝くじから1枚を当てる確率
雷に打たれて死ぬ確率(0.000012%)とほぼ同じ
サイコロを振って1の目が9回連続で出る確率

というのも宝くじは,還元率が非常に低く,46%程度です。半分以下しか戻ってきません。残りは何に使われているかと言うと,公共事業や,販売に掛かる手数料,社会貢献広報費に使われます。公園にある動物の遊具なんかは宝くじのお金から出ているケースがあります。

よくパチンカスとバカにされるパチンコですら,還元率は80~85%あると言われているので宝くじはパチンコの半分程度の還元率しかありません。こんなに効率が悪いにもかかわらずなんでみんなこぞって宝くじを買うのかと言うとテレビCMの効果もありますが,行動経済学的に人は確率が極端に低いものは本当の確率よりも高く見積もる傾向があるためです。飛行機に乗る際に「墜落するのではないか」とか思ってしまうのもこの習性によるものです。

例え高額当選したとしても金融リテラシーがないと悲惨な末路になることも

ただ,確率が低かろうがなんだろうが,当たらないわけではないので絶対に買うなとは言えません。たとえば,美食家でレストラン「エキュレ」を経営する来栖けいさんは,たまたま買った10枚の宝くじが2億円に当選したそうです。来栖さんは宝くじを普段から買うことはしておらず本当にたまたまの超絶低確率を引き当てたことになります。その後,来栖さんは2億円を全ておいしいものを食べるために使ったそうでわずか5年で2億円を使いきってしまったそうです。ただ,その後,自分のレストランを立ち上げて成功されているので来栖さんのように明確になにかしたいことがある人が高額当選した場合きちんと使うことが出来るでしょう。

ただ,来栖さんのようなケースはまれで,ほとんどの人はたとえ月にある針の穴を地球から通すような確率をくぐり抜けて宝くじに当選したとしても金融リテラシーのなさから無駄遣いをしてしまう可能性があります。無駄遣いするだけならまだしも,それが原因で人生が狂ってしまうこともあります。少し調べるだけでも,親族にたかられてけんかになったケースや事業に投資して失敗したケース,浪費してしまって結局借金を背負う羽目になったケースなどいくらでも出てきます。中には当たってもいないのに宝くじが当たった場合にどう使うかでもめて一家離散したというケースまでありました。

最後のケースはさすがにやりすぎですが,宝くじはそもそも買っても当たらないし,たとえ高額当選したとしても自分が幸せになれるように使える人はまれです。私も多分高額当選したとしても,まわりに自慢しまくって色々恨まれた挙句,ケチなので高配当ETFを買うのにほぼ100%費やして結局使わないままでいそうな気がします。金融リテラシーというのはある程度は本を読んだりで勉強と思いますが,やはり実践が大事だと思います。宝くじのように一瞬にしてお金持ちになった場合その実践経験が培われないので悲惨なことになるのではないかと思われます。

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