80%の株取引は自動化されており,短期的な売買で儲けるのはより困難に

J.P.Morganの推計によると,インデックスETFなどのパッシブ投資の普通株式が占める割合は60%、コンピューターが市場を分析して自動で取引する取引が20%となっており,計80%の株式取引が人の手を介さないで自動化されているそうです。CNBCの「80% of the stock market is now on autopilot」で報道されています。コンピューターは最新の経済動向などから瞬時に判断し取引しているとのこと。

ゴールドマンサックスでは2017年からそれまで600人いたトレーダーを一気に2人まで減らしています。トレーダーの代わりに今は200人のコンピューターエンジニアを雇用して自動株取引プログラムを作成して取引しているそうです。

取引が自動になる前から市場を出し抜いて短期的に利益を出そうというのが無理ゲーというのはよく言われている話でした。さらに、過半数の株式取引が自動でなされるようになった今では短期的なトレードはもっとオワコンでしょう。個人では情報量でも情報処理能力でも売買の処理のスピードでも劣るためです。

逆に株式取引が自動化されたならば優良銘柄やETFを長期に保有し続けるということがやはり最適解になってくると思われます。

私は配当金という目に見えるキャッシュフローが欲しいので高配当で事業も比較的安定している銘柄を長期保有していくつもりですが,配当金ではなく老後の資金などに充てたい人はETFの長期保有も選択肢の一つになるでしょう。

一方で,長期投資の一番の問題点は退屈なところです。amazonやfacrbookなどのGAFAに代表される時代の寵児と言われるような銘柄は今後も引き続き現れ続けると思われます。そういった銘柄の株価がちょっとでも上がる度に「将来性が有望な銘柄に集中投資すべき」と主張する人が現れ,頭では後出しじゃんけんだと分かっていてもなんやかんや言って気にはなります。

とはいえ,そういった人はなぜか次にイケている銘柄ではなくすでに市場からある程度評価された後の銘柄を取り上げることが多いのかを考える必要があります。本当にイケている銘柄に集中投資するのがよくてそれが何らかの方法で事前に分かるのであればいのであれば,次にamazonのように急成長する銘柄をピンポイントで言い当てて集中投資してブログで発信しているはずです。

そういったブロガーが現れないことこそ市場を出し抜くことは困難でamazonのような将来株価が爆上がりするような銘柄を事前に言い当てることは不可能だということの証左だと思っています。

スポンサーリンク

↓ついでにブログ村のバナーもクリックいただけるともっとモチベーションアップにつながります^^
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

スポンサーリンク
関連広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする