世界中の富裕層(ミリオネア)は4,680万人、20年で急増。日本は取り残されてる模様

庶民が富裕層になるには株式投資が最適。20年後に中国に取り残されるな。

クレディスイス研のレポートによると2019年の世界のミリオネアは4,680万人でこの20年で飛躍的に伸びている結果でした。国別の内訳を見てみるとアメリカが圧倒的に一位で1,800万人強,続いて中国の400万人強,日本も善処していて300万人で世界第3位となっています。ここでの資産の定義ですが負債を除した金融資産となっているので,借金を除して土地や現金、株式資産などの累計で1ミリオン以上ある人が該当します。1ミリオンは100万なので100万ドル=1億1000万円ということで日本だと億り人+αといったところでしょう。米各株界隈にもミリオネアやもうじきなりそうな人は結構いますね。

日本の富裕層世界3位でも楽観視できない理由【富裕層への道】

さて、日本は世界と比べて成長していないと言ってもミリオネアの数は世界3位なので善処しているとも言えます。ただ,20年前からのミリオネアの数の増加率を見ると楽観視してはいられません。先ほどのグラフの見方を変えて各国の20年前のミリオネアの数を1として2019年のミリオネアの比を表すと下図のようになります。

そもそも絶対数が大きすぎるアメリカは別としても,日本は各国と比較して圧倒的にミリオネアの増加率が低いです。中国が突き抜けているのは,2000年時点の中国のミリオネアは非常に少なく,この20年での増加率にするととんでもなくなるからです。

もし,全く同じ割合で今後20年各国のミリオネアが増えていった場合,アメリカの圧倒的な勝利,中国が今後の伸びによってはアメリカと対抗・凌駕する可能性がありますが,さてどうなるでしょうか。アメリカと中国の争いもミリオネアの数で比較すると今後面白いかもしれません。さすがに中国がこの20年の伸び率を再現するのは難しいでしょうが,大きく成長が鈍化するわけでもないので,アメリカに追い付けるかはたまた追い越せるのか今後の動向に注目です。

ただ,このままでは20年後には圧倒的に日本のミリオネアの数は世界的に見てしょぼい数字になってしまうでしょう。

サラリーマンで給料を貯蓄するだけでは富裕層にはなれない

1億円以上の資産額を貯めようと思ったらサラリーマンが給料を貯蓄するだけでは基本的にミリオネアになるのは無理です。自分で事業を起こすか株式投資で増やすしかないでしょう。日本は起業する人も少ないし株式投資をしてる人も少ないのでこのように世界と比較すると低位の伸び率になっていると思われます。株式投資をしていたとしてもこの20年の相場では日本株に投資していただけではそうとううまくやらないとミリオネアにはなれていないでしょう。

日本人は清貧の思想で貧しくても心が豊かなら幸せみたいな思想が根底にありますが貧乏でも心が豊かなままでいられる人は稀です。どう考えてもお金があったほうが心にゆとりが出ます。

お金を稼ぐために人を騙したり馬車馬のように働かなきゃいけないというなら考えものですが株式投資は基本的に仕組みさえ分かってしまえばあとは定期的に買い付けて放置するだけです。資源のない日本では世界と比べて貧しくなるということはQOLの低下を招き世の中がすさんでいく原因になりうると危惧しています。

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