日本語が分からない理由は日本語が分からないからだった
先日,「ネットが炎上するのは日本語が分からない人が多いからかもしれない。」という記事を書きました。それに関して色々調べていると面白い説に行き当たりました。というのは,日本語が分からない人は分からない単語を調べてもそもそも辞書に出てくる単語が分からないというものです。
前回の記事に例として挙げた「幕府」という単語を知らなかった場合,辞書を引くと以下のように説明されています。
幕府の意味が分かる一般の人から見たら「まぁそうだな」っていう感じでしょうか。ただ,幕府の意味を知らない人はそもそも「征夷大将軍」、「首長」、「武家政権」、「政庁」などといった言葉の意味が分からないので,結局辞書を引いても意味の理解ができないそうです。例えば幕府の説明を見ても以下のようになっているようなイメージです。
確かにこれでは意味が分かりません。
投資が難しいのは言葉がやたら難しいから
普段投資を勧めていても,「難しい」、「そもそも何から勉強すればいいのか分からない」というご意見をよくもらいます。なぜ投資が難しいと感じるのかを考えた時に行きついたのが言葉の意味が分からないからなのではないかという一つの結論に行きつきました。例えば,ふるさと納税を勧めてもいまいち反応が薄い人に理由を聞くと「結局お金が儲かるのか儲からないのかが分からない。」と言われます。というのも,説明するときにどうしても「実質的に2,000円でお肉やAmazonギフト券がもらえる。」と説明するのですが,引っかかる人はこの「実質的に」という言葉の意味が分からないようです。確かに普段日常生活では使わない言葉です。実質的にをもっと説明すると「ふるさと納税した額から2,000円を引いた額は翌年の住民税や地方税から控除されるの」となるのですが,実質的にが分からない人からしたら,「住民税」、「地方税」、「控除」という言葉が分からないのでさらに混乱するだけです。別に言葉の意味が分からないことは問題ないのですが,こういった分からない言葉や制度に出会った時に自分で調べる(人に聞くことも含む)かどうかというのは非常に大事だと思います。投資を勧めてもすぐに始める人といつまでたっても始めない人がいて面白いいなと思うのですが,米国株投資をすぐに始める人は分からないことがあったらすぐに調べる人が多い気がします。そういう人は分からないことがあったり私の言うことだけでは信用できないとしても,自分で調べて納得して行動に移せるのでしょう。
投資初心者は分からない投資用語の意味を調べることから
最近はニュースで話題になっていることもあり,将来が不安だから投資を始めたいという人によく出会います。ただ,そういった人たちは口をそろえて「何から勉強すればいいのか分からない」と言います。そういう人たちはまずは投資用語の意味を調べることから始めればいいと思います。例えば,投資の基本的な考え方である,複利というものもちゃんと説明しようと思うと結構大変です。辞書を調べると複利とは以下のように出てきます。
ただ,先ほどの幕府の例のように複利が分からない人は「利息」、「元本」、「組み入れ」といった言葉の意味が分からないと思います。ただ,ここで諦めないで分からない単語を再度調べて行って欲しいです。(あるいは誰か詳しそうな人に聞く)。こういった地道な作業をすることで少しずつ投資本に書いてあることが分かるようになっていくと思います。
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