仕事の資料作成で日本語を間違えない方法

細かい日本語が分からなくなった時は辞書を見るとよい

日本語というのは非常に難しい言語だと思います。私は英語と若干の中国語ができるのですが,この2つに比べて日本語は何が主語なのかや形容詞がどこに掛かっているのかが明確でないことが言語の構造上多いと思います。

普段生活する上ではこの曖昧さが日本文化のいい点でも悪い点でもあると思うのですが,仕事では曖昧な言葉を使って資料を作ってしまうと相手に伝わらなかったり,最悪それを理由に怒られたりします。

できるだけストレスを低減する働き方を志向する私としては,日本語の間違いは絶対に避けたいところです。もし日本語で迷うことがあったら,自分で考えてもらちがあかないので,さっさと辞書で調べるようにしています。

言葉の意味が分からない場合は辞書で調べる

資料作成していてよく起こりがちなこととして,似た意味の言葉の微妙な意味の違いが分からなくて困るということがあります。例えば,先日「誤差」と「ズレ」の違いが分からなくて困ったことがありました。そんな時はあれこれ悩まず,辞書を調べれはOKです。辞書といっても広辞苑のような大層なものではなく,ネットで十分です。

ネットで「誤差+意味」および「ズレ+意味」で検索すると以下のようなものが出てきます。

誤差:測定値・理論的推定値また近似計算によって得られた値と、真の値との差。(weblio辞書)

ズレ:位置・時期などが基準・標準から、少しはずれた状態にあること。(goo辞書)

辞書で調べることで,「誤差」と「ズレ」には語義上に大きな違いがあるということが分かります。車の速度メーターで例えると,「誤差」は60km/hr一定で走行している時に,60㎏一定を指さずに,61km/hrとか59km/hrとかの違いを表す言葉です。大体平均して60km/hrにある場合,この車の速度メーターは誤差が±1km/hrあるが,速度は60km/hrであると言えます。一方で,ズレというのは計器が故障するなどして,誤差を平均しても59km/hrだったり,61km/hrだったりする場合に使える言葉だということが分かります。

つまり,60km/hrで走っているつもりでも,計器が58km/hrとか60km/hrの間を指していて,平均すると59km/hrだった場合,この計器は±1km/hrの誤差があり,-1km/hrのズレがあるということになります。

ちょっと,例が分かりずらかったかもしれませんが,普段何となく同じような意味で使っている「誤差」や「ズレ」には明確な意味の違いがあるということです。そして,不用意に意味が違う言葉を間違った用法で仕事で使った場合,それ見たことかとマウントを取ってくる暇な人が必ず現れます。運が良くて今現在周りにそういう人がいなかったとしても人事異動などでいつ身近なとことに現れないとも限りません。

話し言葉であれば,ちょっと言い間違えてもその場で訂正すればいいですが,資料にしてしまうとずっと残るのでネチネチ言われやすいです。自己防衛のためにも,言葉の意味がよく分からない時やもっと適切な言葉に置き換えたいときは辞書を使うことをおすすめします。少なくとも私はこのひと手間を加えるだけで大分マウントを取られる回数が減りましたのでおすすめです。

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