株価が暴落してもアメリカ株なら売らなくてよい理由

米国株と日経平均は挙動の差による安心感が決定的に違う

米中貿易戦争は終息を迎えることはできず,トランプ大統領は9月に3,000億ドル相当の中国原産の輸入品に対して9月1日から10%の追加関税を課すことを決定しました。
また,中国を不当に為替を操作しているとして「為替操作国」に認定しました。

これにより,投資家の恐怖を表す,VIX指数は20まで上昇,ダウやS&P500は軒並み下落しました。特に8/5日はS&P500が2,932ポイントから2,832ポイントへと3%も一気に下落しました。

8/5日は深夜ゲームしながら株価がどんどん暴落していくのをリアルタイムで見ていました。SNBCのアプリを携帯に入れているので市場に大きな動きがあると通知が来るのですがこの日はいつもより圧倒的に多い通知が来ました。

今回の暴落で少なからず心配になっている人も多いと思いますが私はさして気になっていません。なぜなら下落幅を見るとやばそうに見えますが絶対値を見るとだいぶまだ余裕があるからです。

株価はまだ2018年12月より18%も高い

2018年12月にも暴落がありましたがその時のS&P500の底値は2,351ポイント。今は暴落したと言っても2,883ポイントで当時と比較するとまだ532ポイントも高いです。昨年末並みの株価になるにはあと,18%暴落して初めて同等となります。

もしかしたら今回の暴落は昨年末と違っていよいよリセッションとなって長期化する可能性もありますが,もとより長期投資するつもりなので自分が投資している今後の何十年という期間に回復してくれれば何の問題もないでしょう。そして、過去のチャートを見れば米国株はどんな暴落や景気後退局面でも長い目で見れば回復してくれているので安心してホールドしていられます。

一方、日経平均はというと米国株の値下がりに追従して20,593円まで下がっています。2万円台を割るのも時間の問題でしょう。日経平均と米国株は基本的には連動しますが,S&P500と比べて,2018年12月時点から比べると現在値は7%しか高くないことから値下がり局面では連動し,値上がり局面では小幅にしか連動していないということを示しています。ジリ貧というやつです。そして日経平均の長期チャートを見ると未だ過去最高値を更新できておらず,米国株とは圧倒的に長期投資に対する安心感が違います。

また、日経平均は日銀や政府がマイナス金利や金融緩和などの回復策をほぼ出し尽くしておりもはや打つ手なし状態ですが,米国株はまだ金利を下げることができるし,中国と和解するという道も残されています。

CFRAのチーフ投資ストラテジストのサム・ストーバル氏は「今アメリカの株式市場に必要なのはトランプ氏の投資家を安心させるツイートだ」と発言しており,実際トランプ大統領が前向きな発言をすれば株価が上がることから,経費0で株価を回復させることが米国株は可能となっています。

大統領がツイートするだけで株価が回復するのでまだまだ米国株は余裕があるし安心感を持ってホールドし続けようと思います。

スポンサーリンク

借金の利払いを利益で補えない「ゾンビ企業」が10年前の2倍に 日本経済新聞社がQUICK・ファクトセットで世界の上場2万6000千社の財務...
暴落が来たとしてもすぐにドルコスト平均法を始めたほうがお得 2013年ごろから始まった株高は終わりを迎え,そろそろ景気後退期に入るので...
ドイツ銀行が1万8000人をリストラ。2019年は赤字決算の見込み。 景気後退期がいつ来るかは誰にもわからないわけですが、リーマンショック...

↓ついでにブログ村のバナーもクリックいただけるともっとモチベーションアップにつながります^^
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

↓Betmobは投資記事に特化したまとめサイトになります。こちらも応援クリックお願いします。

関連広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする