【2037年まで】いつつみたてNISAを始めても非課税期間が20年間になりました【170万円節税】
政府はつみたてNISAについて,非課税で積み立てられる期限を延長することを発表しました。従前までのルールでは非課税機関はつみたてNISAを始めた年に寄らず2037年末まででしたが,期間の延長により,2037年までに始めたらその後20年間非課税の期間となるように制度が変わります。事実上の期限撤廃のような形です。
これまでは2037年で非課税期間が打ち切られていたのでこれからつみたてNISAを始める人にとっては非課税期間が長くなるのでとても朗報です。
年間100万円の枠が非課税になる方のNISAは富裕層優遇措置になるとのことで期間の恒久化が却下されていましたが,つみたてNISAのほうは延長になったのはとても喜ばしいことです。この国では年間100万円投資するのは富裕層で,年間40万円だと富裕層でないという社会通念のようです。
NISAは富裕層優遇だからダメだけどつみたてNISAはええんか。基準がわからんけどこの国で富裕層とイキれるラインは結構低そう。
でも非課税期間延長は素直にいいニュース٩( ᐛ )و
ワイは個別株オンリーだけどまわりにはつみたてNISAすすめてるからすすめやすいぞ(*’▽’*)— 田舎サラリーマン@低ストレス生活志望 (@happychaguma) November 22, 2019
つみたてNISAでおすすめなのはeMaxis Slim米国株式(S&P500)です
私は配当金という不労所得欲しさに個別株を買っているのでつみたてNISAを利用していませんが,個別株はそれなりに投資の労力がかかるので(そこが楽しいですが)そこまで投資に興味ないけど老後に向けて資産形成をしたいという人にはつみたてNISAを勧めています。
つみたてNISAでオススメの商品は以前記事にしましたがeMaxis Slim米国株式(S&P500)です。これはアメリカの主要企業500社に分散投資するもので資本主義の王様のアメリカの成長に誰でも簡単に乗っかることができるのでオススメです。手数料も割安です。20年と長期にわたるつみたて投資のためひふみ投信のような短期的なリターンは高いとしても手数料が高くて長期のリターンは疑問視される商品や,長期の成長が疑わしい日本のTOPIX連動型と言った商品はお勧めできません。
アメリカは過去200年株のリターン伸び続けているので今後のリターンもある程度確度高く期待できることが見込まれます。
もしも,今後アメリカだけの成長に投資するのに疑問がある人はeMaxis Slim全世界株式(オール・カントリー)でもいいでしょう。これはその名の通り,世界中の企業の株を少しずつ集めたもので世界経済が今後も成長する限りリターンが期待できます。ただ,保有銘柄の割合は時価総額平均なので全世界株式といいつつ現在は50程度がアメリカ株です。
つみたてNISAを利用することで170万円の節税効果が期待できます
つみたてNISAとは最長20年間つみたてた間の配当課税と譲渡益にかかる税金が非課税になる制度です。例えばS&P500の今後の平均トータルリターンは年率7%程度と予想されています。20年間つみたてNISAの年間マックス額である40万円を年率7%で複利つみたてすると20年間で1,639万円になります。元金は800万円なので839万円の利益です。通常だとここに20.315%の税金がかかりますが,これが非課税となるので170万円も節税できることが期待されます。実際は,都度支払われる配当金にかかる税金も非課税になるので節税効果はもっと増えます。
170万円といえば結構な額であり,政府が投資に対しての減税政策を拡充してくれるのは大変ありがたいです。あと,こういったことはニュースになるので今回の非課税期間の延長により1人でも投資に興味を持ってはじめる人が増えたらありがたいですね。
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